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ライトウェイ・ソノマ・インプレッション2



ソノマにも1ヶ月乗って、改めて色んな事が見えてきましたので 現時点での雑感を記しておきます。購入当初感じた最初のインプレも記しておきます。

乗り始めた当初は地面からの突き上げが強く、乗り心地を悪く感じてました。やはり700×32Cというタイヤと細いフレームが路面の凹凸を吸収し切れてないんだろう、自分にはもう少し剛性の高い車種じゃないと合わないかも? と思いつつ、空気圧を出来るだけ下げて乗ってました。

しかし納車から2週間、積算で150kmを超えた辺りからあまり気にならなくなりました。自身の慣れという要素は大きいと思いますが、それだけじゃなく新車から卸してフレームやパーツ各部が馴染んできたからじゃないかと思うんですがどうでしょう? クロモリの良さは50kmから先の距離を走った際、身体に溜まる疲れが軽減されるとは聞きますが・・・乗り心地に関しては困ることもなく良かったです。

また同じく150km頃、走っていると「コクン」という感じでクランクの左側が弛みました。クランクを回すたびに異音が出まして、これは増し締めして治まりました。ディレーラーも当初からセッティングが甘い感じはあったんですが、50km程走った所でF.R共にセッティングがずれて要調整となりました。まあこの辺はアタリがついて馴染むものでしょうから当然です。自分で調整できれば別ですが、ショップじゃなく通販で買う人は自分でやり方を知るか、馴染みのショップを見つけるか、対策を講じないといけないところですね。

そのディレーラーの出来はコストパフォーマンスを考えれば多くを望めないでしょうけど、悪いところは無いです。Wレバーは右(後)が昔は無かったインデックス。それは望んだわけでも要らないわけでもありませんが まあ便利です。自分はトップ・セカンドの使用頻度が少ないノンビリ派なので有り難みを強く感じてるわけじゃないんですが、流石に昔に比べて多段になった8速のフリーですから、多分有って重宝してる筈です。左(前)はフレックスですが、キャパシティの狭いディレーラーなので前後対角線上のギアを使うと微調整が必要になるので当然の選択でしょうね。

チェーンリングはカチッとした強さや硬さは乏しいと分かりますが、ガンガン漕ぐ気持ちも脚も持ってませんのでOKです。寧ろ柔らかいタッチは良いのかも知れません。
F 34×50T  R 12-13-15-17-19-21-23-25T というギアはかつてユーラシアのF48×44×32  R 15-17-19-21-24というクロス&ワイドで低速に余裕のあるギアを思い浮かべるとしばし無い物ねだりしてしまいましたが、ギア比1.33に対して1.36とそう変わらないんですね。逆にトップは3.2に対して4.12と大幅にアップ。若かった頃のパワーには遠く及ばないものの、性能アップして研ぎ澄まされたタイヤと700Cが誇るホイールが推進力をサポートしてくれて、伊達に付いてるわけじゃないんですよねこのギアは まあ滅多に使わないんですけど。今年からコンパクトクランクになったので活きてくる設定でしょう。

サイズに関しては555mmのトップチューブという大きめのフレームを選んだわけですから、当然シートも高く上げます。それに対してステムコラムが短い。これはステム・ライザーを別途購入して高くした程です。この長いフレームサイズを用意した時点で見合った調整が出来るようにしないのはお粗末で、廉価故と納得できない部分だと思います。

その高さが合った状態で使うハンドルの形状・寸法は良好だと思います。もちろんこの辺は身体のサイズや好みにもよりますけど、標準で付いてる物にしては取って付けた印象じゃあないです。ただステムクランプ31.8mmに対してドロップハンドルを採用したからか(シェファードその他の車種と併売ですから)26mmのバーハンドルをシムを介して使用しています。私は後に25,4mmのランドナー・バーを使用する予定なのでステムを変えるかシムを用意しなくてはいけません。

サドルも乗ってるうちに痛みを感じる事がなくなりました。まあサドルは座るイスじゃなく、腰掛けです。身体がかつての乗り方をちょっとは思い出してきたのでしょう。漕ぐのにも邪魔にならない程度にスリムな形状です。ただ連続走行距離25km未満での話なので、それ以上ではどうか分かりません。悪いところを上げると、鋲に着色された金色は早々と剥げかけています。

タイヤは好みの物に替えて自身のベストを探っていくアイテムと思いますが、そんなに悪いと感じてないです。ただ縦に入ったスリットはちょっと広めで 水捌けは良さそうですが、小石が結構挟まって取り除くために止まる事もしばしば。新しく固いうちだけかもしれませんが、ちょっとストレスが溜まります。

カンティブレーキは造りがいい加減で、チドリを介したアーチワイヤーをアウターチューブ毎留めるという仕様になってます。これが解せないし、多分特別な意図も無いと思うんですが・・・普通に使う分には困る事もないと思いますが、自分はいずれ弄りそうです。

もうひとつ残念な点。リアブレーキのアウターワイヤーを留めるダボが、トップチューブ左下側に直付けされています。つまり普通に右肩に担いだ時ワイヤーをフレームに押し当てる事になってしまい傷がついてしまいます。ここは普通右上部か せめて右下部だったら問題にならないのに、思慮の無い設計です。ワイヤーには干渉しないようにプロテクターのリングが3つ通されてはいるんですが。

続いてカスタマイズしてからの観点ですが、ソノマ最大の利点はやっぱり豊富なダボですよね。これによりFキャリアは無理なく着けられたし、ドロヨケも本所の丸形を装着出来ました。最初から、いずれこの形(700Cランドナー)を模索してソノマを選んだので 出来て納得ですし、それに関して不遜は無いと思います。

注意点としては、700Cにトークリップはハンドルをちょっと切っただけでドロヨケにヒットしてしまうこと。最初から気に掛けて乗っても、随分傷を付けてしまいました。この事も手伝って、ランドナーを目指してる割には小回りが利かないんです。Uターンと直角右左折は苦手ですね。フレームサイズが長くてもですよ。

最後に品質の問題です。塗装が頂けないかもしれません。私は車庫保管ですし、雨の日乗らないですし、ぶつけた覚えもありません。恐らく納車の時は何ともなかったと思うんですが、時間経過と共にチューブの何カ所か塗装が浮いてる様に思います。流石にこれは由々しき問題ですが、まだはっきりとは断言できないので経過観察中です。

何れにしてもこの価格です。豊富なダボと極一般的な規格パーツの受け寸法は、メンテナンス性やカスタマイズ性の柔軟さを併せ持ちます。そのまんま乗るのも十分楽しめると思いますし、自分好みの一台に仕上げる楽しみや可能性を持っているのもソノマの特徴だと思います。

因みにsonoma といえばウインドウズXPの壁紙にも採用されているカリフォルニア州ソノマバレーが思い浮かびますが、その語源はネイティブアメリカンの言葉で『谷間を照らす月』という意味だそうです。昔から太陽の光は自然の恵みを育み、月の光は人の心や体を癒すと言われます。なるほどクロモリフレームのソノマにこの名称。なかなか奥が深いネーミングじゃないですか。

この後の雑感をソノマ・インプレッション3に記しています。

走行時間 1時間3分37秒
走行距離 20.76km
平均速度 19.6km/h
最高速度 48.3km/h
カロリー 293cal
積算距離 358km
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