雪が視界にあるこの季節。は、さすがに初めてじゃないのかな? とても新鮮な気分でドライブできました。
日光は小3で初めてキャンプした地。ニジマスを釣って食べて、それが初めて魚が美味しいと感じた瞬間でした。サンマの蒲焼の缶詰が現在においても特別なアイテムなのも、この時の朝食で食べたから。その後何度も旅行で行って、ついには高2の夏休み、仲間を募って自転車(ユーラシア)で8泊のキャンプに赴いた所です。だから思い入れは人一倍ある土地なんです。今回は家人の誕生日の絡みもあって、会員になってる旅館チェーンの割引が受けられるからと、この時季に予約をしていたんでした。雪中ドライブは密かな楽しみでした。
明智平のロープウェイ。何度も来てた日光、僅かな距離で乗るのは勿体ないと、ずっと敬遠していたので初めて乗りました。高2の行脚ではここの駐車場で野宿させて貰った思い出。いろは坂でヘロヘロになりながらやっとたどり着いて、当時はあった土産物屋兼ドライブインでご飯食べようと思ったら「もう終わりだよ」と言われて、カールを買って駐車場で食べたんです。本来は菖蒲ヶ浜のキャンプ場まで行く予定だったんだけど、杉並木で私が腰痛、いろは坂では相方が疲労困憊で押し歩いて這う這うの体でやっと着いたんです。超土砂降りの雷雨の中もう動けなくて野宿したんですが、水道は止められててまともに飯盒が出来ない。凸凹アスファルトに溜まってる雨水を掬って、ボンカレーと農協パックご飯を温めて食べたんですよ。キャンプなんて誰かに手解きを受けたこともないけど、自分で最悪のこととか色々考えてやってた。生米は当然携行しながらも、そんな準備をしっかりしていた当時の自分はなかなかのモンですね(笑)
立木神社も参拝したのは初めてです。中禅寺湖は大好きで何度も訪れているのにね。今回はそういった未体験を改めて埋めていく旅でもありました。大人になって寺社巡礼が当たり前の観光になったのもでかいですね。
今回、ヒメマスもじっくり味わおうと思ってました。湯川の方まで走って雪上の走行には満足したんだけど、もうお店屋さんが軒並みクローズで食べるところが選べない。でもそれが幸いしてとてもいいお店に巡り合えました。ヒメマスのムニエルは「もうこれ以上美味しくできないだろう」と思うくらい最高の出来栄えでした。自家製のブールパンも美味しかった。冷めても美味しいのは凄い。
もうこの食事を頂けただけで、この旅に満足できたくらいです(⌒∇⌒)
そのまま鬼怒川に下って宿泊。満足な食事と温泉に浸かって、翌日は東照宮を参拝。修学旅行も含めて5回以上は来てる筈だけど、直近来たのは30年程前。善光寺もそうだったけど商魂逞し過ぎて残念な思いに包まれました。行く先々でお守りやらグッズの販売が待ち受けていて、ここにもビームス入ってるし。あとガンダム関係ないだろうと。霊験あらたかな場所として敬う所じゃないのかよと。それとやっぱり煩い外国の方たちに遭遇して、箱根同様落ち着かなかった。正直に言わせてもらう。なんで静かにできないんだろう? 隣国アジアの人たち。
西参道入り口でお昼。この店が最悪の接客姿勢でぶち切れる一歩寸前でした。今やクチコミで評判が広がるのも怖いくらいなのによくぞまあ。
しかしアウトバックは無事523.2kmの旅を遂行してくれたのでした。大事な日光の基本に、改めて向き合った旅でした。