知人から頂いた日本酒。先日ちょっとした事がありまして、そのお礼にと頂いたものなんです。山形のお酒で、その知人の先輩が作ったというもの。当然最上の感謝の気持ちの表れですよね。記録的な寒さという今年の冬、お友達の温かい気持ちと雪国を思い浮かべながらいただきます。
とは言え酒に関しては嘘とおべんちゃらを言わないNumber。正直な感想を述べます。もの凄い贅沢な酒ですよ。先ず香りが芳醇で、贅沢な酒米、ないし酵母を奢ったことは誰でも直ぐ判るでしょう。その上で本醸造、そこに飲み応えを出したかったんでしょうね。
ただ、私にはバランスが悪くて勿体ない仕上げ方でした。香りが贅沢なくらいに芳醇で楽しいし、サラサラと水のような口当たりも所謂名酒のそれ。なのに添加した醸造酒が邪魔をしてしまって、雑味になってる。間違いなくお金をかけたお酒であろうに、なんて勿体ないことをしたんだというのが素直感想です。
香りが芳醇で飲み応えも併せ持つ。これは私がずーと求めてる酒でもあります。その上で、普段から精米歩合に気を配るよりも純米に拘って欲しいと思ってる私は、本醸造を求めて呑まないんです。それもあるのでしょうが「香りが芳醇で飲み応えも併せ持つ」本醸造というのを知らないんです。
勿論美味しいお酒です。ただ酒には好みがありますし、その好みなんてそうそう世の中のに在りません。また結果として殆ど辛口の言葉しか口にしないのに困った酒好きの私にお酒をプレゼントしてくれるのです。これ以上嬉しい感謝の気持ちはございません。そしてその気持ちを思い浮かべながらやれる酒は、どんな美味しいものか。
そんなわけで、しばらく笑顔の絶えない酒を呑めるNumberです。まあ今週いっぱいで無くなるでしょうが。
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