精神科ナースマン

精神科で働く看護師さんのブログ

世の中から陰口が無くならないワケ。。。

2010年03月21日 | Weblog

いつものように読む前に、こちらクリックお願いしまぁ~す♪クリックお願いします。

こんにちわnursmanです。

世の中3連休なのですね。。。

さて、早速。
誰もが陰口や悪口が世の中から無くなればいいと考えていると思います。
しかし、あまり人を悪く言わない人を見かけることがあっても、残念ながら人の悪口が世の中から無くなったとは到底思えません。
なぜならば、私たちは、悪口を言いながら生きているからです。

いつも患者さんやいろんな人にこんなことを言っています。
「辛い」、「苦しい」、「困った」こんなことがあったら、一切その状況や環境が何も変化しなくても、その「辛い」、「苦しい」、「困った」ということを誰でもいいから伝えてください。
状況や環境が変化しなくてもその思いを人に伝えることで気持ちは、必ず楽になるからです。
困ったことが起こっただけでもしんどいのに、それを一人で抱えていては、気持ちまで辛くなる。
だから、気持ちだけも楽にするためにそれを人に伝えることがとても重要なのです。

実は、この一連のことを私たちは経験的に知っていて、嫌なことが起きるとそれを他者に伝えて気持ちを楽にしているのではないかと考えています。
つまり、これが悪口だったり陰口の正体ではないでしょうか。

とは言え、悪口を聞いていい気持ちになる人は少ないでしょう。
しかも、悪口を聞かされた方も一人で抱えるのが辛くなり、悪口を言われていた本人にその事実を伝えてしまうこともしばしばあります。
つまり、陰口が相手の耳に入っていしまうのだ。汗
↑これ、結構あります。
もうこうなると両者は、最悪の関係になってしまいます。

悪口、陰口を聞く方もその理由を理解して聞く必要がある。
辛い気持ちを楽にするために人は、悪口や陰口を言うのです。
それなりの理由があって言っているのですから、「お前が悪い」なんて言わないで下さい。
面白がって、話しをデカくしてはいけません。

結論。
悪口、陰口は、聞く側にもその資格が必要。
言われている人にも理由がない訳ではないが、悪口、陰口を言われても「それを言って気持ちを楽にしているんだ」という程度に考えて深刻にならないようにしましょう。

最後に。。。
やっぱり、悪口や陰口は世の中に無い方がいいな。


いつも最後まで読んで下さいまして、ありがとうございます。

 

*精神科医療相談(無料)*
  NPO法人精神医療サポートセンター
  精神医療ホットライン:090-4295-9743
               080-3825-0267(繋がらない場合)
  
mail:
mail@seishinkango.jp
      ※携帯電話からメールされる方は、「seishinkango.jp」のドメインからのメール受信が可能に設定をお願いします


~ 書 籍 紹 介 ~
「精神科看護師、謀反」    

 精神科医療を知るっ!
   ご購入は、こちらから。。。

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中医協って。。。 | トップ | 第99回看護師国家試験合格発... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
しみじみ実感いたします…。 (シロクマ)
2010-03-27 20:58:44
職種のせい&職種違いのせいか(苦笑)


職場内では幅広~く「そのテの話」を聞きやすい&聴かされやすいので…時々「ん~、もしや、私、憤懣やるかたない皆様の「気持ちのゴミ箱」なのかしら…(落胆)」と、ションボリすることがあります。

女性の多い職場柄、エモーショナル&エネルギッシュに言い募る方が多いのですが。

悲しいかな、その「言葉のカケラ」を拾って、面白半分にご注進するような方もいらっしゃるので…職場が狭い&集団で動いてる分、雰囲気が悪くなりやすいし、何かの折に無益な対立の火種になったりしていて…他部署のお話ながら、残念だなぁと思っています。

普段、聴かされている&他言無用が多い身としては。

「今この瞬間、気持ちが収まらないだけ=単なるグチ」なのか「ず~っと溜め込んでたものが累積爆発=かな~り深刻なお話」なのか、出来れば初めに明確にしてもらえると…聴く身の負担も変わるので、ありがたいなぁ、なんて思ったりもします(苦笑)
返信する
本当にそうですね (うささん)
2010-03-27 23:59:56
人の悪口を聞くのも嫌です…
返信する
お返事。。。 (nursman)
2010-04-15 19:16:58
シロクマさんへ
この構造は、どうしようもないですが、悪口の類は、女性より男性の方が苦痛に感じる傾向にある印象を持ちます。
だから、nursmanは、本当に世の中から悪口がなくなればいいのにって思う。。。

うささんへ
全く持って、極めて正常な感覚です。
同意見です。
悪口撲滅委員会を作りましょう。
いや、委員会でなんかじゃ撲滅できないな。
悪口撲滅部隊で悪口を制圧するくらいの勢いが必要だな。汗
返信する
返事ありがとうございます (うささん)
2010-04-19 00:40:43
患者さん同士や職員同士の悪口を聞いてると何か辛くなります
職員は、そんな悪口を話してる間に患者さんと話しがしてあげると想って私は、なるべく患者さんの話しを聞くようにしてます…
私は精神科の病棟主任をしてますが古い年上の准看看護師が多いので、私が病棟を変えようと頑張っても…陰口ばかりが聞こえてきて辛いです
この前も仕事方法がやりやすくなるように、看護師長に意見をだしたら、無駄な案だして変な事言ってるのはあなただけよと叱られました
ナースマンさんのような考え方をしている上司の病院で働いてみたいです
返信する
うささんへ。。。 (nursman)
2010-04-19 21:02:17
概ね、nursmanと同じ立場のようですね。
多くの精神科の現状がうささんの環境と同じではないかと考えております。
諦めてしまっては、その先の希望が無くなってしまいます。
一人の力は、微力でもその微力を持った仲間が集まり、長く続けていくことが自分たちの環境を変え、社会を変えていくものと考えています。
その想いで作り上げているのが、精神医療サポートセンターです。↓
http://www.seishinkango.jp/
是非、一度ホームページをご覧ください。
そして、ご賛同頂けましたら、是非、ご入会をお願い致します。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事