2009年11月の読書メーター

2009年12月07日 | 読んでみました
11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:3150ページ

一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫)一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫)
はぁ、面白かった。「風が強く」のディテール感も良かったけど、本作の主人公への没入感も良かったです。強いて言えばエピローグは無しか、もっとしっかりオチが欲しかったかも。佐藤多佳子さんは「しゃべれども」も面白かったし「黄色い目の魚」の痛々しさも良かった、引き続き読み続けたいです。というか全力疾走したいです
読了日:11月30日 著者:佐藤 多佳子
一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫 さ 97-2)一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫 さ 97-2)
感情移入度の高い作品なのですが、冷静に考えると現代高校生を書いているのに、私の年齢で没入感が得られるのも変かな?と。で、作者の年齢を見ると自分より+10でした。そかそか納得。作者の年代的なものもあるのかも。ていうか谷口萌え!おっちゃんはキュンとしたよ
読了日:11月26日 著者:佐藤 多佳子
一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫 さ 97-1)一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫 さ 97-1)
「風が強く吹いている」を読んだばかり。陸上続くなぁ…。こちらは完全に一人称。最初は主人公の自分語り以外の部分の描写が薄い気がしてましたが、すぐに慣れました。というか、完全に自分が高校生アスリートな気分でした。
読了日:11月23日 著者:佐藤 多佳子
借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)
前作よりも面白かったです。正直、続編を買うかどうか迷っていたのですが、読んで良かったです。前作よりも若干意味がある絡みが多くなったとは言え、相変わらず主人公の恋愛事情は、もし描かれなかったとしても本編に全く影響しないんだろうな、と感じてしまうのがちょっと…。どの話も、ちょっとだけグッと来て良かったので読んで後悔なし。むしろ読まなかったら後悔したかも。
読了日:11月19日 著者:垣根 涼介
風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)
「妄想炸裂」の直後だったので、腐女子展開を心のどこかで期待しながら読んでしまいました…。汚れてるな、俺…。たまに誰の視点か読み進めないと判らなかったりしましたが、物語にはガッツリのめりこみました。面白いです。この人の傷を見つめながら生きる人と、傷を見ていないかのように生きる人の物語は好きだなぁ…。オッサン的には「青春小説を読んだ!」という読後感が得られて大満足。
読了日:11月17日 著者:三浦 しをん
妄想炸裂 (新書館ウィングス文庫)妄想炸裂 (新書館ウィングス文庫)
通勤電車で読むべきではないな。ニヤニヤしっぱなしでした。マスクしてて良かった…。腐女子全開のエッセイは快感だけど、これは本当にどれくらいの層に好意的に受けいられらるのでしょうか…。同志としては、毎度、若干心配してしまいますが…。あ、ちなみに駅伝妄想のオチが知りたくて直後に「風が強く吹いている」を読み始めました。
読了日:11月12日 著者:三浦 しをん
ボトルネック (新潮文庫)ボトルネック (新潮文庫)
「もし自分がいなければ」。問いかけ自体はとりたてて珍しいものではない。主人公の年代、同じく生きる事の意味を感じられない状態の自分だったら、もしかしたら物語に飲み込まれていたかもしれない。という位に痛々しさ全開の作品。嫌悪感を感じつつも先を読み急いでしまいました。好悪とは別に納得出来る、出来ないで、その人の健全度が計れそうな…。良作、ただし心身が健全な状態で読むべし、ってカンジか。
読了日:11月09日 著者:米澤 穂信
太陽系最後の日 (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 1) (ハヤカワ文庫 SF ク 1-45 ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラ)太陽系最後の日 (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 1) (ハヤカワ文庫 SF ク 1-45 ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラ)
クラーク先生の作品は面白いなぁ…。やぱしアシモフ博士、ホーガン先生と同じく、科学的な考証っぽさが前面に出ているのが好みなのかも。ちなみに「守護天使」はず~っとアシモフ博士の作品だと思ってましたが、冷静に考えると「地球幼年期の終わり」の原型なんだからクラーク先生なのは自明か。というか「守護天使」どっかで読んだな、と思っていたのですが「幼年期の終わり」を読んでました。完全に忘れてた。
読了日:11月04日 著者:アーサー・C・クラーク

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コメント
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