便利な世の中になったものである。
寿命がのびて、新しい世界が広がる。
「柿酢」の熟成中。
いつ濾したらいいのか、検索すると、色々出てくる。
これまで、きっと自分一人で柿酢を作っていたら、失敗していたであろう。
それが、ネットのおかげで、こと細かく説明してくれている。
これで失敗することなく、柿酢ができる。
滋養たっぷりの柿酢が約束されている。
それによって、これまで鳥の餌となっていた柿が有効活用されるという満足感に浸れる。
これまでの人生のなかで、一番の有効活用で、幸せ感がアップしている。
柿を収穫して、近所の方たち、職場の友人、親戚に配り、
我が家も柿を堪能し、そして柿酢に初めて着手。
そしてただいま熟成中。
すべてがうまくまわっている。
人生を象徴しているような感じがする。
これまでしてきた苦労がようやく報われてきているという実感。
嫌なものが離れていき、自分の好きなように使われていく。
長い間、我慢してきた甲斐があったというもの。
こんな時が訪れるとは思ってもいなかった。
嬉しくてたまらない。
神様が与えてくださった贈り物だなあ。
慎ましく我慢を重ねてきた結果、こんな人生が待っているとは。
自分を責めることがない。苦しいけれど、自分の選択が間違っていなかったということである。
その末に、こんなに素晴らしい人生が待っている。
良かった。