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おおこしひろし//あーとわーくえとせとら

オリーブの樹

2016-09-27 | 日記・エッセイ・コラム

おはよう!!

このあいだ、オリーブの枝を払った。

いつのまにか、小指ほどの太さの幹が、今では腕の太さくらいになっている。

ずいぶん前に、数個なった実も、久しく見ていない。

ただ、葉は元気だ。

鉢植えではあったが、土の上に置いてあったので、

いつしか底から、大地に根を張り、

鉢は割れた。

剪定なんてできないけど、枝を払えばさっぱりとする。

もちろん、幹のエネルギーは、他から枝芽を出し、また葉を繁らすことだろう。

生きているのだ。

その息づかいが辺りを違うふうに見せる。

枝と枝の隙間が息づかいで埋められているのだ。

話しかけるようなことはしないが、

このオリーブとわたし、どっちが存在感があるだろうなんて考える。

ま、オリーブと自分を比較するなんて意味ないと思うかもしれないけど、

自分の心持ちしだいでは、オリーブの方が、

いや、庭陰の片隅に生えたドクダミの方が、

のっぱらで風に揺れるねこじゃらしの方が、

存在感があるのだ。

自然の息吹をまとっているのだ。

そんなときは、森羅万象も人も畏敬の念で見て正解だろう。

おしなべて、八百万の神々が宿るその物たちは美しい。

そこには、上下も優劣もない、ただ存在することが美しい。

それを、少し知ったことに感謝だ!

これも機微というもんだろう、か、

おっと!もう時間が、

今朝は、なんとなくつぶやいてしまったが、

今朝は、それでいいと思う。

もうちょっと、余韻にひたっていたかったけど、

うん、

じゃ、

いってきま~~~~す!!