先週の注目馬『クードメイトル』

　久々の投稿です（汗）
　全然更新してないのに来て下さる方がいらっしゃるので、何頭か退厩し幾らか自分の時間を取れるようになった今、再開する運びになりました。
　そんな前置きはさておき、春のクラシック前哨戦真っ只中の現在、勢力図が徐々に形作られてきておりますが、遅れてきた大物たちがダービーやオークスに向けて名乗りを上げるラストチャンスの時期でもあります。
　土曜日の阪神4レース未勝利戦（芝2000m）では既成勢力を崩してもおかしくない逸材が現れました。初出走ながら新馬戦ではなく、大方が既走馬相手の未勝利戦を選んだクードメイトル。調教内容や血統的な魅力から2番人気に推されました。
　レースでは好発から先団を見る形で7番手を追走。1000m通過が1.01.4という平均ペースながら3コーナーから一気に仕掛け、大外をまくりきり4コーナーでは早くも先頭。鞍上の川田騎手はオーロラビジョンで後続との差を確認しながら追うところなしの快勝。着差は1馬身半ですし、勝ちタイム2.02.5も平凡ですが、それを補って余りあるスケールの大きな勝ち方でした。
　父ヴィクトワールピサ、母ドリームオブジェニー、　母の父は名単距離種牡馬のピヴォタル Pivotal、半姉には『フラワーC(G3)』を勝ったファンディーナ、『若葉S』2着のナムラシングン、遡れば名牝にして名繁殖牝馬クードジェニー　Coup de Genie がいる活躍馬多数の血統。生産は浦河の谷川牧場さん。
　半姉ファンディーナは一度崩れてから立て直すことができませんでしたが、その姉の分まで頑張ってほしいものです。

　レース未見の方はJRAのHPで見られるのでチェックしておいてくださいね。

　同業者やこの仕事に興味がある方はコメントくださいね。