夫婦で話し合い、後で後悔しないために不妊治療を始めました。
はじめてみると、検査結果に落ち込んだり今回こそはと治療に臨んでもなかなか結果は出ず、周囲の人からの
「子供作らないの?」
「嫌いなの?」
などの何気ない言葉にひどく傷ついたりしました。
「出口の見えない長いトンネル」にいるようでした。
体外受精でやっと授かった小さな命を流産した時は
しばらく何も手につかず涙してしましました。
夫婦二人の生活が不幸なわけではないし、
「せっかくの人生、楽しくいこう!」
と吹っ切れ次の治療までに体調を整えていた矢先、自然妊娠していることがわかりました。
妊娠中も切迫早産だったりとなにかと大変でしたが、生まれてきてくれた時は本当にいとおしく今までつらかったことなどは全て忘れさせてくれました。
もうすぐ1歳の娘に「生まれてきてくれてありがとう」と言うとニコニコ笑って抱きついてきてくれます。
治療中の2年半はとても長かったですが、その分、夫とは何度も話し合ったり、励まされたりと夫婦の絆は深まったように思えます。
自分だけでなく夫婦で取り組むのが不妊治療とつくづく実感しました。
最後になりましたが、治療に対して親身になって支えて下さった先生やスタッフの皆さま、本当にお世話になりありがとうございました。
ステキな応援メッセージを頂きありがとうございました。
結果の得られない2年半は本当に長くて辛い毎日だったと思います。
体外受精に踏み切る勇気、それに要したエネルギー
妊娠を喜んだ矢先の流産・・・・
神様は、何の試練を与えるのだろうと思うほど、辛い毎日でしたよね。
でも、そんな辛い状況を夫婦で支え合い、乗りきられたからこそ、神様がご褒美を与えてくれたのかもしれません。
体外受精の治療のあとの自然妊娠、、、。
「今までの長い治療は何だったんだろう」と思えてきますが、時々あります。
体の中の何かが変わるのか、何かの刺激になりのか、それは全くわかりませんが・・・・
ご夫婦の絆を深められ、そしてそこに待望の赤ちゃんを迎えられる、素晴らしい事だと思います。
不妊治療を受けられていると、ご夫婦の会話が少なくなり、ご夫婦の考えが伝わりにくくなり、温度差が大きくなり、治療が今まで以上にストレスとなるケースが少なからずあります。
このように不妊治療を通して夫婦の絆が深まるケースは、ご夫婦が、互いの価値観を共有し合いながら、互いを気遣いながらコミュニケーションをとられ、一緒に治療過程を歩み乗り越えられた結果だと思います。
これからも夫婦の絆をしっかりと、そして新しく迎えた家族としっかりと手を結んで幸せな毎日を送って頂けるよう、応援しています。
ステキな応援メッセージを頂きありがとうございました。
不妊症看護認定看護師 西尾京子
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