今回の遺伝のはなしでは、遺伝専門のスタッフである「遺伝カウンセラー」についてご紹介したいと思います
一般にはあまり知られていない職種ですが、当院の患者さまの中にはご存じの方や、実際に会ったことのある方がたくさんいらっしゃることと思います。
また、最近は、出生前診断や乳がんなどのニュースで見聞きする機会も増えていますよね。
遺伝カウンセラーとは、遺伝に悩む患者さんやご家族を支援する、比較的新しい職種です。
日本では、2005年度に5名からスタートし、現在は約140名が医療機関などで活動しています。
当院では、その重要性にいち早く着目し、2008年からスタッフを配置しました。
遺伝カウンセラーは、遺伝に関する専門的な知識と、カウンセリングの技術を習得しています。
患者さんやご家族に近い立場から、必要な情報を分かりやすくお伝えしたり、みなさんが抱える問題を解決するお手伝いをしたりします。
治療を行う中で、また妊娠が成立してからも、遺伝性の病気や先天性の病気、それらにまつわる検査のことでお困りになられる場面があるかもしれません。
そんなときはぜひ遺伝カウンセラーを訪ねてみてください。
遺伝カウンセラーは、お一人お一人の状況や価値観に合わせて、みなさんが納得のいく決断ができるようお手伝いさせていただきます。
遺伝カウンセラーには、遺伝カウンセリングと栄養・遺伝セミナーで会うことができます
ご興味のある方はお気軽にスタッフまでお声かけください
