扇町レディースクリニック・ブログページ

応援メッセージを頂きました #29

当院で治療を受けられて、妊娠・出産された患者様より
現在、治療中の患者様への応援メッセージを頂きました。

☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆・・・☆

その節はお世話になり本当にありがとうございました。
出産から1ヶ月半、ようやく少しずつですがペースをつかめてこれたのでお便りさせて頂きます。

私は結婚9年目、不妊治療は顕微授精で赤ちゃんを授かることができました。

「結婚すれば自然と子供はできる」と思っていたので、最初の頃は何も考えず過ごしていました。
月日が経つにつれ私より後に結婚した友人達が次々と妊娠、出産してゆくことに焦りや苛立ち、嫉妬にひがみと
どんどん自分の心が病んでいきました。

いちばん辛かった時期は結婚後5~6年のころだったと思います。

人の何気ない一言や心ない人たちの言葉、自分がどんどん追いつめられて
毎日のようにお風呂で泣いてました。

子供が出来ないことを「かわいそうだ」と思われるのが嫌で人前では強がっていました。

今思えば、
周りの人たちにすごく気を使わせていたと思います。
・・・というより
「気を使えっ!!」と思っていました。


当然、離婚を考えたし、夫の浮気すら望んだこともあります。
それでも、何とか頑張ろうと思えたのは不妊で同じように悩んでいた友人が治療で赤ちゃんを授かったこと、
「赤ちゃんができるまで、一緒に頑張ろう」と言ってくれた夫、
愚痴を聞いてくれた友人
そして、通院を辛いと思わないでいれたのは
扇町レディースクリニックの朝倉院長先生とスタッフのみなさまのおかげだと思っています。

初めての採卵の時、
朝倉院長先生が「後は、僕たちに任せて下さい」と言ってくださったことがとても心強かったです。

「妊娠していない」という結果がわかった時、
「泣いていいよ・・・」
「我慢しなくていいよ・・」と声をかけてくださいました。

初めて受精卵をお腹にもどした時に院長先生が
「赤ちゃんが出来ますように」と言ってお腹をさすってくださり、移植に立ち会った看護師、胚培養士さんが手を合わせてくださった時も
人の温かさに涙がでました
この病院にきてよかった・・・と

努力の結果、6回目?7回目?の治療で妊娠することができました。

いつ終るのか? もわからない辛く長かった不妊治療の日々がウソのように思います。

今では想像していたことと現実が違い
本当に「育児は大変な仕事」と思い知らされていますが
それでも息子を抱かせてもらっていることに感謝しています。

今、治療をされているみなさま
辛いこと、苦しいことをどんどんはき出して
空っぽにして治療に挑んでください!!
ネガティブが軽減される分
きっと良い方向に進んでいくと思います。
私はそうしていました!!

K.Mより




・・・・頂いたメッセージへのコメント・・・・

K.Mさん
ステキな応援メッセージを頂きありがとうございました。
出産後1ヶ月半という授乳の忙しい合間をぬってメッセージ作成に時間を頂いたことに大変感謝しております。
3時間毎の授乳にも少し慣れられましたか?

K.Mさんの努力されてきた時間は私達の脳裏にしっかりと焼き付いています。
辛い時、悲しい時、たくさんお話しましたよね。
そして、
「私が妊娠した時にはHugしてくださいね!」と看護師と約束されてました。
見事に「妊娠」という幸せを獲得された時、
看護師とHugされている姿がいまでも目に焼き付いています。
周りで見ている私達も、目頭が熱くなる瞬間でした。

「いつ終わりがくるかわからない」
そんな気持ちは誰もが感じることであることは当然わかっていることではありますが、
走り続けている時には、走り続けている患者様には本当に逃げ場のない苦しい時間以外何物でもありません。
でも、神様はそんな努力をされているみなさんを見捨てないですよね。
きっと、きっと、
見えない未来にある幸せのために
今の辛い過程があるのだ、と思うことにしたいですよね。

K.Mさんのように
先輩達も努力して幸せを捕まれました。
みなさんにも、一日も早く赤ちゃんを抱いて頂けるよう私達も応援します。
一緒に頑張りましょうね。


不妊症看護認定看護師
西尾京子


追記)
受精卵やカップルの写真はイメージであり本文とメッセージを頂いた方とは関係はありません。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「患者様からのお手紙」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2023年
人気記事