年末に入り、飲み会の機会も増えてきたのではないでしょうか
今日は妊娠とアルコールについてお話したいと思います
飲酒は妊娠のしやすさに影響を及ぼす恐れがあるとも言われています。
アメリカの研究では飲酒と不妊治療の成績との関係を調べて一週間に中瓶4本以上の飲酒をするカップルが出産に至る確率は低く受精率が低下したことが発表されています。
妊娠した場合は胎児への影響が大きく、お母さんが飲酒するとアルコールが血液中に入り、胎盤を通って赤ちゃんにアルコールが移行します。
お母さんはアルコールの解毒を肝臓で行うことができますが、赤ちゃんは肝臓が未発達なので解毒ができずにアルコールが脳細胞を直撃します
赤ちゃんがアルコールの影響を受けて起こる症状を胎児アルコール症候群(FAS)と言いますが、症状としては
◎子宮内での成長や発達の遅れ(妊娠初期の飲酒に多い)
◎脳などの中枢神経の障害→適応障害、学習障害(妊娠中期から後期に多い)
◎特徴的な顔貌→上唇が薄い、頭が小さいなどの頭蓋骨奇形アメリカでは児の発達の遅れの原因第一位と言われています。
飲酒は妊娠希望の方はほどほどに、妊娠が分かったら一切辞めることをお勧めします
やっと授かった大事な赤ちゃんに自らが原因で影響を及ぼしたくないですよね
妊娠前から気をつけて、準備を進めましょう。
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