「自己血糖測定について」
血糖自己測定は、食事療法、運動療法、薬物療法に次ぐ、第四の治療法ともいわれます。
糖尿病の治療には血糖のコントロールが基本になりますが、そのためには日常の血糖の動きを知ることが大切。そこで、日常生活の中でいつでもできるようにしたのが血糖自己測定です。
自己測定の大切な目的は?
普段の血糖を正確に知り、それを治療に活かすということ。血糖測定の回数、時間は主治医と相談して決めましょう(血糖値が安定・不安定な人、妊娠中などで異なる)。
自己測定の結果は必ず記録し、通院時に主治医に確認してもらうようにするといいでしょう。食事の量や、薬の量、インスリンの種類などが適切かどうか判断するための貴重なデータになります。また、次の目標を設定するのに役立ちます。正確な血糖値を知ることが質の高い治療につながり、合併症を予防します。
特にインスリン療法では血糖の状態によってインスリンの種類・量や食事の調整が必要なため血糖のチェックはかなり重要です。自己血糖測定は自宅で24時間いつでもできるので、血糖値をリアルタイムに捕らえた上で治療方針を立てられるので、より厳密な血糖コントロールが可能になります。
自己測定を行う上でのメリット
・日常生活と血糖値の関係がわかる。
・きめ細かい血糖コントロールが把握できる。
・薬物療法による低血糖や高血糖に素早く対応できる。
・治療の効果を確認できる。
・積極的なインスリン療法が在宅でもできる。
・病気に対する理解が深まり、治療への意欲がわく。
・シックデイ(糖尿病の人が糖尿病以外の風邪や下痢、その他の病気にかかったときのこと)への的確な対応ができる。
血糖自己測定は、日常生活での自己の状態を把握する一番の指標となります。食事や運動、その日の体調や精神的ストレスなど、血糖に与える影響や病状との関係などがよくわかり、その結果、血糖コントロールの改善がより可能になります。
自分の体は自分自身で管理するということを常日頃から認識するということはとても大事ですね。
自己血糖測定に関するQ&A
Q1.自己測定した血糖値と病院の検査値とでは違う値になるのはなぜ?
A.自己血糖測定器はあくまでも血糖コントロールの目安と考えてください。病院の精密な検査機器に比べると性能は劣ります。それで検査数値に若干の差がでてきます。また病院では静脈血で検査をしますが、自己測定では毛細血管血で検査をするため結果に違いがでるのです。*一般的に毛細血管の方が血糖値が高めに出ます。
Q2.違うメーカーの簡易測定器を使うと測定値が変わるのはなぜ?
A.メーカーが違えば検査数値も微妙に違ってきます。同じメーカーの測定器でも機種によって変わる場合もあります。
なぜならば、メーカー毎、あるいは機種ごとに測定方式や方法などが違うからです。
ですから若干の検査数値の変化に一喜一憂することなく長期的な視野で血糖値管理をして下さい。
Q3.採血する部位によって数値が違うのはなぜ?
A.血糖値は、腕に比べて指先の方が早く変化します。空腹時にはそれほど大きな差違はありませんが、食後血糖値ではかなりの差が出る場合もあります。常に同じ部位の血液で検査するようにしましょう。
Q4.自己血糖測定に健康保険は適用されますか?
A.飲み薬だけの患者には適用されません。インスリン療法を行っている患者に限って適用されます。その場合の医療保険適用範囲は、簡易測定器(本体)・穿刺器具・穿刺針・試験紙(センサーチップ)・消毒綿などが対象となります。
Q5.低血糖症状が出ているのに、検査数値が低くないのはなぜ?
A.一定の期間高血糖状態が続いていた患者は、血糖値が正常レベルに下がっただけで低血糖症状を感じることがあります。
代表的な低血糖症状は下記の通りです。
交感神経系の症状:空腹感・脱力感・冷感・ふるえ・顔面蒼白・動悸
中枢神経系の症状:頭痛・悪心・嘔吐・目のかすみ・動作緩慢・集中力の低下
Q6.血糖値が40~50mg/dlしかないのに低血糖症状を感じないのはなぜ?
A.低血糖に慣れてくると低血糖症状が現れにくくなる「無自覚性低血糖」を起こすことが多いので注意が必要です。
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