ちょこっと獣人雪男

　獣人雪男。

　ゴジラ、透明人間、ゴジラの逆襲に　続く東宝特撮映画である。

昭和３０年公開。

　ゴジラのG作品に対して、S作品として極秘に企画が進められた作品。

　つまりそれだけ力が入っていたという事だ。

　しかし諸事情があって、この作品は　ソフト化されていない。

　海賊版の存在は、この際置いといて

VHS時代に東宝ビデオから発売された「東宝怪獣・SF大百科６」に収録されている１０分程度のダイジェスト映像を観てみる。

　まずタイトル（ビデオでは静止画）

　推測できる範囲でストーリーを追ってみよう。

　なお、一部wikipediaから補足。

　

　写真の上が少し光っているのは部屋の照明が写り込んでいるため。

ご容赦ください。

　

　文中の『』はビデオのナレーション。

（長いのでキャストは省略しました）

ストーリー

『事件は冬山の遭難事故から起こった』

　雪崩が起き、山小屋に逃げ込んだ山岳部部員の遺体。そこに雪男の体毛が見つかる。

『そして翌年の夏、遭難者の遺体収容と雪男の存在を確かめるための捜索が行われた』

『他にもう一組』

「ど素人に先を越されてたまるけエ」「うちら動物ブローカー、大場商会の沽券に関わるわ」

捜索隊の飯島達を追跡する大場商会。

　

飯島達の前に

雪男が出現。

追いかけていて転落する飯島。

大場に見つかり、崖から突き落とされる。

『そこには地図にはない、小さな村があり、雪男を山の主と呼んで共存している人々が住んでいた』

チカに助けられる飯島。

『飯島は村のタブー（よそ者として村に立ち入った）を侵した罰で宙づりにされた』

　凄い崖...。

　飯島は雪男に助けられる。

　

　飯島に会いたいがため、大場商会に

飯島に会わせる事を条件に出されて、　つい雪男の居所を教えてしまうチカ。

　大場達は雪男親子を捕らえてしまう。

この後、檻に入れられトラックで護送される。

　雪男は荷台ごしに運転席へ手をかけて首を絞めて車を止めさせた上、檻を破って暴れる。

　檻の中の雪男親子、親が檻を破る

　たまらず拳銃を打つ大場。弾は雪男の子供に当たってしまう。

　大場に撃たれる雪男の子供

　子供は死んでしまう

　

　死んだ子供をじっと見つめる雪男。

　怒った雪男はトラックをひっくり返し、谷底へ落とす。

　さらに大場を持ち上げてトラック同様、投げ落とした。

『人間の裏切りに怒った雪男は、復讐に走った』

　村人「主だ！主が怒ったー。」

　村は全滅。キャンプの道子が連れ去られる。

　チカ「オジイは殺された。山の主に」

　飯島「君は主の居所を知っているんだね」「案内してくれたまえ」

　チカの案内で雪男の居所へ向かう

一行。

　

　そこで行方不明の仲間の人骨を発見。残された手記に雪男に食糧を運んでもらっていたとあった。

　道子を抱えた雪男。

　谷底はグラグラと沸いている。

　チカが自分がおとりになるという。

　チカ「女の私ならできるかも知れん」

　自らおとりとなって雪男に短刀を構えるチカ。

　雪男は道子を離すが、

　チカは雪男の力でねじ伏せられて

しまう。

　たまらず猟銃を発泡。

　発射！

　被弾。

　チカもろとも谷底へ...。

　被弾した雪男は、チカと共に、谷底の中へ落ちていった。

　終わり。

　怪獣物というより昔話や伝説に近い。

　

　ここでは雪男は神格化されていて村人と共存共栄の関係にあった。

　だが、その関係が崩れたために起こった悲劇の物語であろう。

　私はこういう話は好きではない。

別に雪男は悪い事をしていないし、その上、悲しい結末であるからだ。

　仮にソフト化されてもきっと買わないと思う。

　やっぱり豪快に暴れる怪獣がいいなあ

.........。

（暗い話題が続いたので、ここからは少しテンションを上げています）

ところで

　今回届いたメールは？

ええと、カナ川県つクイ郡タマだいら町

字いおんもーるにお住まいの

「画像アゲ太郎くん」（３６歳）から。

『ohma1227さん、次は何の特撮を取り上げる予定ですか?』

　うん、いい質問だね。

　

　僕のブログの画像アップロードは一日100枚が限度なんだ。

　

　最近調子に乗って下書きを３項目位　準備して画像アップロードしまくったら、gooブログから制限かけられて、今書けないんだよ。

　次は強く優しい僕らの仮面の人について書こうと思ってるよ。楽しみに待っててね。

　わかったかな、アゲ太郎くん。

　じゃあ！また観てくれよな!（意味深）