享年78歳。
人間の生き血やエネルギーを吸い取る
情報を聞いた鈴子は影夫を誘うため
神成部長「あぁお嬢様、私へのお話は」
二人は事件の手がかりを探すが何も出てこない。二人はいったん会社に戻る。
部長「何をしてるんだ姿くん」
影夫「どうしました部長」
ドアを閉められて顔をぶつける。
「もーイヤ!こんな生活」
こんな時に、この話は
不謹慎かも知れないが、
彼は生前特撮ヒーロー
「ザ・カゲスター」(1976年東映)に
コメディキャラとして
出演されていた。
主人公は
大企業「風村コンツェルン」
の社員「姿影夫」と
社長令嬢「風村鈴子」で、
二人は事故により高圧電流に
ふれたことで、
自分の影から超人を作り出すこと
が出来るようになる。
その名はカゲスター(影夫)
もう一人はベルスター(鈴子)
弱点は影から分離している間、
本体は(つまり影夫と鈴子)
フヌケのような状態になって
しまうことだ。
小松政夫さんは姿影夫の上司、
「神成部長」役で出演されている。
影夫には上司として強く出るが、
社長令嬢である鈴子には弱腰という
「わかりやすい」キャラクター
が面白い。
小松政夫さんはレギュラーであるが
最も彼のギャグが
冴え渡ったエピソードは...
第3話
「怪盗紅ヤモリ追跡作戦!」
だと思う。
人間の生き血やエネルギーを吸い取る
赤いヤモリを使って現金を強奪する
怪盗紅ヤモリ。
情報を聞いた鈴子は影夫を誘うため
会社へ向かう。
一方影夫は神成部長から
栄養ドリンク「ハツラーツ」のプレゼンを依頼されていた。
本来プレゼンを予定していた営業社員が
風邪で倒れたため、影夫が
ピンチヒッターとなった。
神成部長は第1話で総務部長と
呼ばれていたので畑違いなのだが...。
「今や会社の命運は君の双肩にかかっている...」と宣う部長。
そこへ鈴子。
「姿くん、ちょっとお話があるの」
神成部長「あぁお嬢様、私へのお話は」
鈴子「ないわ」
追いかける部長の前でドアは閉まる。
部長「ヒドゥい、イジワル」
二人は事件の手がかりを探すが何も出てこない。二人はいったん会社に戻る。
その時鈴子のブレスレットから声が
「カブト岩に行け」
鈴子の超能力である。
二人はカブト岩へ向かおうとするが、
二人はカブト岩へ向かおうとするが、
そこへ神成部長。
プレゼンが待っているので催促に来た。
部長「何をしてるんだ姿くん」
影夫「僕はお嬢さんの護衛を」
鈴子「私なら大丈夫よ姿くん」
と部長の足を踏みつけて出かける。
影夫「どうしました部長」
部長「いいから早く行きたまえ...」
と影夫を先に行かせた後で
ドアを閉められて顔をぶつける。
ひっくり返って一言。
「もーイヤ!こんな生活」
鈴子は自分の体からベルスターを
分身させる。
一方、影夫は会社のプレゼン。
一方、影夫は会社のプレゼン。
取引先の前で栄養剤を飲む。
そこへ急ぎの電話が。
「皆さん。今度私が現れる時は
元気ハツラツでありましょう」
と言って退出する。
電話は警視庁の屯田警部からで
と言って退出する。
電話は警視庁の屯田警部からで
捜査中に抜けがらの鈴子を
発見。様子がおかしいので
電話したという。
カゲスター、ベルスターの正体は
秘密なので誰も事情はわからない。
影夫はカゲスターを分身させ、
影夫はカゲスターを分身させ、
ベルスターの所へ行かせる。
紅ヤモリは白装束から赤い怪人に
紅ヤモリは白装束から赤い怪人に
姿を変える。
屯田警部達を人質にとって大ピンチ。
一方プレゼン会場。
一方プレゼン会場。
電話から戻ってきた影夫は、
カゲスターと分身しているため、
フヌケになって体は抜けがら状態。
壇上から倒れ込む影夫。
慌ててとんでくる神成部長。
神成部長の弁明。
あはは...ご心配なく。
これはほんの座興でございまして
病人がこれを飲みますとですね
さあ、効きますぞ
ずんずんずんずん、ずんずんずんずん....
効いてきたー!なんてことになります。
あははは....
(小声で)
起きろ起きろ、影夫を足蹴にする部長。
起きろ、起きてちょーだい、姿くん。
取引先は呆れて会場を
出ていってしまう。
誰もいない状態の影夫。
戦いはベルスターに任せて
カゲスターはいったん影夫の体に戻る。
戻ってきた神成部長。
部長「起きろーすがたー!」
影夫「はい」
勢いよく目覚める影夫。
驚いて
ひっくり返る部長。
「もーイヤ。こんな生活」
「すいません。
この責任は僕が取ります」
部屋を飛び出す影夫。
部屋を飛び出す影夫。
どこをどう説得したのか。
取引先の表情は一変。
「この青年の言うことを全面的に
信用してね」
無事契約成立。
無事契約成立。
影夫、営業部に引っ張られるぞ。
囚われた鈴子からの連絡で
紅ヤモリ達の
居所がわかったベルスターは
影夫に知らせる。
影夫はカゲスターを分身させる。
カゲローカーで現場へ向かう
カゲスター。
待ち受ける紅ヤモリ一味。
ベルスターは屯田警部達を助ける。
カゲスターは「バケモノ」呼ばわり
待ち受ける紅ヤモリ一味。
ベルスターは屯田警部達を助ける。
カゲスターは「バケモノ」呼ばわり
されながらも紅ヤモリをぶん投げて
気絶させる。
倒れ込む紅ヤモリ。
倒れ込む紅ヤモリ。
カゲスターはその場から去る。
屯田警部と業平刑事は
屯田警部と業平刑事は
紅ヤモリを逮捕。
終了。
小松政夫さんのキャラクターは
そのアクの強さが災いしたのか
次第にギャグは控えめになり、
ワンクールを過ぎた辺りから
番組自体の路線変更もあって
ほとんど登場しなくなったのが
残念である。
このテイストと彼のギャグ全開で
番組が作られたら、良かったな
と個人的には思う。