長唄 岡安喜代八・茂登公演情報ブログ

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2019年長唄協会春季定期演奏会・その2

2019年02月23日 | Weblog

前回は、長唄協会の「桃太郎」の舞台裏をアップしましたので、今日は各派女子合同曲「舌出し三番叟」の舞台裏です

総勢119名による演奏でした

総勢119名ですので、楽屋も何部屋かに分かれて支度を整えます。どのお部屋にどの流派の方が入るかというのは決まっておりませんので(笑)、なんとなく楽屋入りされた方から上手い具合に納まっていく…という伝統芸が繰り広げられます。

香代先生曰く『今、楽屋は佃煮状態になってます』とのことでしたので覗きに行くと…

な…なるほど 香代先生どこーーー状態です笑

っあ発見です祐璃花さんも一緒でした祐璃花さん今日もお美しい

お三味線の方は、楽器の支度がありますので場所の確保も大変ですね

いざ本番のためにお舞台へ藤舎千穂先生、花帆先生、夏実先生に見送っていただきました

花帆先生の指サック付きピース可愛いです

総勢119名での演奏ですので、5段の雛段が組まれるのですが、後ろはこのような感じに

のる順序によっては見られない光景なので、お囃子の藤舎花帆先生も写メ撮っていらっしゃいますね笑

演奏者の方が乗ってからも補強をする大道具さんのお仕事は続きます。

こういった細部まで行き届いたお仕事のお蔭さまで、安全にのることが出来ているんですね

今回、岡安流の唄は一段目でしたので前列の一番低いところでしたが、今回香代先生は5列目の列タテなので、祐璃花さんと最上段中央くらいにいらっしゃるはず…キョロキョロ

いらっしゃいましたーやはり高いです

一段目の私達も最後にのりまして、無事に幕が上がり、今回の春季演奏会の千秋楽となりました

終演後、お唄とは逆から下りていらっしゃる三味線方さんを待っていると、三列目の列タテ三味線の杵屋勝くに緒先生(気付いていただいてありがとうございます笑)がいらっしゃったということは…

そろそろ香代先生と祐璃花さんもいらっしゃるかなあ…と思ってお待ちしていると、

いらっしゃいましたありがとうございました

中々唄の皆さんと撮る機会がなかったのですが、今回は列でご一緒させていただきました吉住流の皆様と撮ることが出来ましたお稽古の時から沢山お世話になりました。ありがとうございました

向かって左から岡安喜和先生・岡安喜久波先生・岡安喜代暎さん・吉住小十秀先生・吉住小花乃さん・吉住小代従さん

一列目の列タテ(総タテ)は、東音青島静子先生・鳥羽屋里夕先生でしたありがとうございました。

吉住さんでも若手の方がSNSを担当されて、様々な情報を発信していらっしゃるそうです

長唄吉住会HPhttps://nagauta-yoshizumi.amebaownd.com/

長唄吉住会Twitterhttps://twitter.com/nagauta_yz

…ということで、SNS用に少しくだけた写真を

そんな吉住流のSNS担当のお一人小花乃さんと「これはSNS用ですね」と意見が一致しまして、撮った写真がこちら

暗くて少し見えにくいですが、お舞台へ向かう前に皆様が脱いで行かれたお履物です

仏教用語で「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」という言葉があるそうです。大辞泉によると【禅家で、足もとに気をつけよの意。自己反省、または日常生活の直視を促す語。】とのこと。 それが転じて、履物を揃えよ。という意味で禅宗のお寺などでは玄関に張り紙で記してある事が多いそうです。長野県円福寺のご住職が記されたもので、『履物を揃えると 心も揃う 心が揃うと 履物が揃う 脱ぐときに揃えておくと 履く時に心が乱れない 誰かが 乱しておいたら 黙って揃えておいてあげよう そうすればきっと 世の中の人の心も揃うでしょう』というお言葉がありました。
 
まさに総勢119名が心を一つに舞台へ向かうことの現れだと感じた一枚でした。
 
コメント
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