長唄 岡安喜代八・茂登公演情報ブログ

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20110311024618~長唄~

2019年03月15日 | Weblog

今回の催しの中で、長唄方として出来ることは何だろうか…と香代先生とご相談致しまして、大きな被害をもたらした津波(海)ですが、漁師のトミジが津波被害に遭いながらも、海を愛し、海で生活を続けたように、恐ろしい記憶というだけではなく、美しい海の情景を長唄でお伝え出来たら…ということで「新曲浦島」を演奏させていただきました。

また、ご来場いただいているお客様のほとんどは長唄初体験という方でしたので、長唄についてのお話や楽器紹介などをさせていただきました

その中で、難しそうな長唄への垣根を少し低くしていただくための導入としまして、長唄童謡もご紹介させていただいたのですが、予想以上に(笑?)好評だったことと、逆にサプライズプレゼントをいただきまして、とても素晴らしいのでご紹介させていただきます


長唄童謡は、四世杵屋佐吉氏が大正末期から昭和初期にかけて作曲したものなのですが、その中の何曲かを最近小学校等で演奏させていただく機会がございまして、とても可愛らしい曲なのでご紹介させていただきました🎵

「鼠の米搗」、「小鴉」、「蛙の子」を皆様とご一緒に唄わせていただきました皆様と唄うために掲示する歌詞(文字)を書いていただけないか、優太さんにお願いしたところ、なんと本多先生が挿し絵も描いてくださいましたー

一枚一枚紹介させてください

先ずは『鼠の米搗』です

米搗の杵を知らない子供ちゃん達にも、絵があると説明しやすいですよね杵の使い方も教えてあげられます笑

『小鴉(ちびがらす)』

笑ってる案山子…ユーモアがありますね

『蛙の子』

おたまじゃくしがとても可愛くて可愛くてたまりません

蛙の柄も本多先生独特の色使いで、本当に素敵です

このような素敵な歌詞を作ってくださっていることを、本番中に知りまして、お客様以上にキャーキャー騒いで喜んでしまいました

挿し絵があると、どんな唄なのかイメージ出来ますし、唄ってみたくなる(唄えるかも🎵と思える)ので不思議ですね

豊國先生&優太さん素敵なサプライズプレゼントをありがとうございました色々なところで、活用させていただきます

豊國先生は、震災以来毎年この会を主宰されており、メッセージを投げかけてくださいます。「被災された方の気持ちを完全に理解することは、難しいことです。しかし他人事にしないということはできるのではないか?!」とても印象的なメッセージでした。

 


20110311024618

2019年03月14日 | Weblog

先日3月11日は、墨絵画家の本多豊國先生のアトリエで行われた震災復興イベントで、香代先生と喜代蘭が演奏させていただきました。

まず最初は、本多豊國先生による墨絵ライブです

サンフランシスコでご一緒させていただいた時には、次のお支度等がありパフォーマンスを拝見することが出来なかったので、拝見出来るのを楽しみにしておりましたー

正面にある真っ白い和紙に描いていきます

ここからは時系列で写真をアップ致しますね

本多先生の墨絵ライブのスタイルは、お客様と会話しながら進めていかれるみたいですね

何を描いているのか全くわかりません…

うーん…ここまできても、まだまだわかりません…

笛を吹いてる人でしょうか?…でもまだまだわかりません…ので…

早送りでどーーーん‼️笑

様々な技法に目を奪われていると、あっという間に線入れが終わっていました

お話好きな先生のタイムキーパーを勤めるのは、息子さんの優太さん見事な舵取りです(笑)

線入れが終わると、次は薄墨の行程に入ります。

一気に立体感と躍動感が生まれます

作品名は、「海のこども 陸のこども そして 空のこども」

震災で亡くなった子供達への鎮魂の画のように感じました。

薄墨が終わったところで、向かって左上に書かれた数字の意味を知ることになります。

「2011年3月11日2時46分18秒」東日本大震災の発生時刻だったのです。

優太さんから数字の意味や今回の催しの趣旨などのお話をお聞きしているところで、丁度2時46分となり、皆様と一緒に黙祷を捧げました。

黙祷のあとで、最後に墨絵に落款を入れて完成となりました。

作品が仕上がって、説法にも似た本多先生の思いをお聞きしていると涙を堪えることが出来ませんでした。

被災した漁師を題材に本多先生が画を描いた「トミジの海」

『漁師である斎藤富嗣氏が実際に経験したことをもとに描かれたお話です。被災地支援活動を積極的に行っている墨絵画家の本多豊國氏が描く東日本大震災と津波の恐怖は、まるで地獄絵図でも見ているような、それでいて実際に起きたことなのだと実感するようなリアリティーに溢れています。

津波の恐怖、トミジの生きる覚悟が印象的な東日本大震災を過去のものにしてはいけないと改めて実感する絵本です』

その絵本をジャズの音色にのせて読み聴かせをする「文jazz(文学jazz)」さんの演奏が続いて行われました‼️

Nalmiさんのヴォーカルに寄り添うように心地よいサウンド(ギター:中尾剛也、ベース:多田和弘)が会場を包みます。津波を題材としているため、心地良いjazzの音色の中にも津波の怖さを感じることが出来る不思議な感覚でした。

再演がございましたら、是非皆様にもご覧いただきたいです。

文jazzさんの後は、本多豊國先生のBayFMの公開生出演者がアトリエでございました

簡単な設営でラジオ出演出来てしまうんですね

本多先生もとても慣れた口調でお話されていて、すごいなぁと思いながら拝見いたしました

 

今回はお写真も盛りだくさんでしたので、長唄演奏のレポートは、次回へ続きます

 


本日は…

2019年03月10日 | Weblog

香代先生のお弟子さんのNさんは、高校の音楽の教員をされているのですが、年に数回音楽の教員の皆様が演奏発表をする会がございまして、本日は今年度最後の教員演奏会でした。

ピアノやギター、ヴァイオリンの演奏やテノール独唱などあり、音楽の先生方はアーティストさんであることを再認識する会です

その中で、唯一Nさんは長唄演奏をされました。舞台直前まで熱心にお稽古されています

お囃子は福原千鶴先生、唄は喜代蘭がご一緒させていただきました。

会場内は土足厳禁のため、足元は赤いスリッパです

お着物に赤いスリッパが可愛かったのでパチリ

音楽の先生方の学校では見られない、アーティストな一面を勤務されている学校の子供ちゃん達が見ることが出来たら、楽しいだろうなぁ…と毎回思います

懇親会では、邦楽楽器を授業で取り込むことの難しさや邦楽を取り入れることにご興味があるというお話しをお聴きすることが出来て、有意義な一日でした。

さて明日は、3月11日。忘れられない日…いや…忘れてはいけない日ですね。

2019/3/11

開場12:30
墨絵ライブ 13:00
音楽ライブ 15:30頃(進行状況により前後します)
16:00頃 文ジャズ
17:20頃 長唄

※時間は目安です。音楽ライブ以降のスケジュールは進行状況によっては数十分単位で早くなったり遅くなったりする可能性があります。お早目のご来場をお願いいたします。

※bayfm「The BAY★LINE」にて中継が入ります。予めご了承ください。

入場無料
※音楽ライブは投げ銭となります。ご協力お願いいたします。

場所
豊國アトリエ
最寄り駅神保町駅または九段下駅

出演
墨絵ライブ:本多豊國
文ジャズ:Nalmi(Vo.)/中尾剛也 Takaya Nakao (Gt.)/多田和弘 Kazuhiro Tada (ba.)
長唄:岡安香代(長唄三味線)/岡安喜代蘭(長唄)

皆様お誘い合わせの上、お出かけいただけましたら幸いです。


桃の節句のお裾分けをいただきました♪

2019年03月10日 | Weblog

先日は、ご紹介しきれなかったお雛様のお祝いのお品をご紹介したいと思います

じゃじゃーん

山形に在住の方で、以前、お稽古に通われていたお弟子さんが毎年美味しい生菓子をお贈りくださるんです

今年は豪華な折り詰めです

桃とバナナとシイタケ…本物だったら絶対に同居しないであろう組み合わせが楽しいです笑

桃のお尻には謎の穴が…笑。何故穴が開いているのかは謎です。

茂登先生が、お弟子さんにもお裾分けしてくださいました

私はおミカンをいただきました

こちらのおミカンは、少し剥けているのですが…

中まで精巧に作られているんです白い筋まで

ちなみに…『白い筋』には名前があることをご存知ですか

白い海綿状の内果皮部分は「アルベド」というそうです

アルベドにはビタミンPが豊富

ビタミンPはからだの中で一番細い血管(毛細血管)を強くする効能があるそうです。

毛細血管の強化、血流改善効果、LDLコレステロールの低下、抗アレルギー作用、免疫力アップなど

 

アルベドを綺麗に取るタイプの喜代八お師匠さんにも効能を教えてあげなくては

アルベド』是非会話の中でお使いになってみてください

 

今年も楽しく&美味しくいただきましたありがとうございました


桃の節句ですね

2019年03月03日 | Weblog

喜代八お師匠さんのお宅では、娘さんがお二人いらっしゃることもあり、桃の節句のお祝いはお雛様が飾られます

度々登場している、茂登先生のお弟子さんの男性3人組の方からは、毎年お雛祭りには茂登先生に素敵なプレゼントがあるんです

今年は…

お雛様のお干菓子と半生菓子と…

にゃんこ雛飾りの手ぬぐいでしたー😻

この手ぬぐいかなり芸が細かいんです笑

重箱がツナ缶‼️笑

お膳には、にゃんこが好きな尾頭付き

三人上戸の持ち物は、ねこじゃらし笑

五人囃子の並びもバッチリですね笑

結構並びが間違ってたり、小鼓のかつぎが逆だったりするものも多いですよね

全て招き猫スタイルで、上段の男雛&女雛はお手々を取り合っております仲の良い喜代八お師匠さんと茂登先生のようです

招き猫は、右手で招くのは金運、左手で招くのは人を招くと言われていますので、手ぬぐいの中には両方描かれていますから、とてもおめでたいですね

ダンディーなお兄様方に感謝感謝です

 


もう3月ですね…

2019年03月02日 | Weblog

ついこの前お正月を迎えたような気がしていましたが、もう3月…早いですね

あと1ヶ月で新元号も発表になるんですね驚きしかありません(笑)流れについていかなくては

さっそく流れについていけてないのですが、「豊島区邦楽連盟のことはまだ書かないの?」と聞かれることが多くなりましたので(笑)、アップしまーす🎵

1月23日(土)は、とても風が強い日でした

セットした頭が飛んでいくのではないかと思うほどに

無事に楽屋入りしまして、先ずは、楽屋の様子です

やはりお三味線のお支度を整えるお姿は美しいです

香代先生のお膝に時季もの発見

手ぬぐいって本当に様々な使い方が出来ますし、今は趣向を凝らした物も多くて、手ぬぐい好きにはたまりません

お稽古場にも可愛い雛祭りのグッズが沢山届いておりましたので、その様子はまた別の機会にアップ致しますね

今年の邦楽連盟での長唄の出し物は、「操三番叟」と「二人椀久」でした

操三番叟の舞台写真です

 こちらは、「二人椀久」のお舞台をソデからパシャ

立唄は東音椎名佳子先生、立三味線杵家七三先生です。今回は、25回の節目の会でしたが、「ここまで続けて来られたのは椎名先生のご尽力の賜物」と喜代八お師匠さんは、常々おっしゃっておりました。椎名先生は、敏腕ディレクターのようなとてもアクティブな先生でいらっしゃいます。

 豊島区邦楽連盟の会は、沢山のお客様がお越しくださいます。本当にありがとうございます。

喜代八一門の皆様も駆けつけてくださいました

お洒落番長(?笑)のMさんは梅のお着物でした

LINEカメラで遊んでみました笑

Mさんお茶目で可愛らしいお姉さまです

五月の木ノ芽会(喜代八一門のおさらい会)では、勧進帳を舞台にかけられます。喜代八お師匠さんと同い年なんだそうですビックリです

 五月のおさらい会のチラシが出来ましたら、またお知らせさせていただきますので、よろしくお願い致します