長唄 岡安喜代八・茂登公演情報ブログ

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2019年03月14日 | Weblog

先日3月11日は、墨絵画家の本多豊國先生のアトリエで行われた震災復興イベントで、香代先生と喜代蘭が演奏させていただきました。

まず最初は、本多豊國先生による墨絵ライブです

サンフランシスコでご一緒させていただいた時には、次のお支度等がありパフォーマンスを拝見することが出来なかったので、拝見出来るのを楽しみにしておりましたー

正面にある真っ白い和紙に描いていきます

ここからは時系列で写真をアップ致しますね

本多先生の墨絵ライブのスタイルは、お客様と会話しながら進めていかれるみたいですね

何を描いているのか全くわかりません…

うーん…ここまできても、まだまだわかりません…

笛を吹いてる人でしょうか?…でもまだまだわかりません…ので…

早送りでどーーーん‼️笑

様々な技法に目を奪われていると、あっという間に線入れが終わっていました

お話好きな先生のタイムキーパーを勤めるのは、息子さんの優太さん見事な舵取りです(笑)

線入れが終わると、次は薄墨の行程に入ります。

一気に立体感と躍動感が生まれます

作品名は、「海のこども 陸のこども そして 空のこども」

震災で亡くなった子供達への鎮魂の画のように感じました。

薄墨が終わったところで、向かって左上に書かれた数字の意味を知ることになります。

「2011年3月11日2時46分18秒」東日本大震災の発生時刻だったのです。

優太さんから数字の意味や今回の催しの趣旨などのお話をお聞きしているところで、丁度2時46分となり、皆様と一緒に黙祷を捧げました。

黙祷のあとで、最後に墨絵に落款を入れて完成となりました。

作品が仕上がって、説法にも似た本多先生の思いをお聞きしていると涙を堪えることが出来ませんでした。

被災した漁師を題材に本多先生が画を描いた「トミジの海」

『漁師である斎藤富嗣氏が実際に経験したことをもとに描かれたお話です。被災地支援活動を積極的に行っている墨絵画家の本多豊國氏が描く東日本大震災と津波の恐怖は、まるで地獄絵図でも見ているような、それでいて実際に起きたことなのだと実感するようなリアリティーに溢れています。

津波の恐怖、トミジの生きる覚悟が印象的な東日本大震災を過去のものにしてはいけないと改めて実感する絵本です』

その絵本をジャズの音色にのせて読み聴かせをする「文jazz(文学jazz)」さんの演奏が続いて行われました‼️

Nalmiさんのヴォーカルに寄り添うように心地よいサウンド(ギター:中尾剛也、ベース:多田和弘)が会場を包みます。津波を題材としているため、心地良いjazzの音色の中にも津波の怖さを感じることが出来る不思議な感覚でした。

再演がございましたら、是非皆様にもご覧いただきたいです。

文jazzさんの後は、本多豊國先生のBayFMの公開生出演者がアトリエでございました

簡単な設営でラジオ出演出来てしまうんですね

本多先生もとても慣れた口調でお話されていて、すごいなぁと思いながら拝見いたしました

 

今回はお写真も盛りだくさんでしたので、長唄演奏のレポートは、次回へ続きます

 

コメント
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