大阪で行われた新規漁業就業者フェアに出展した。
とにかくやる気のある人に来て欲しいという思いで、
ブースに来てくれた一人一人と話した。
漁師って、多くの人がステレオタイプなイメージを持っていて、
勘違いされていると思う。
自分のペースで働けるだとか、自分の力で稼ぐだとか。
それから、体力には自信がありますとか。
頑固で、言葉遣いが乱暴で、酒飲みで。でも、温かいみたいな。
もっと、漁師の仕事をわかって欲しいと思った。
自分の都合より、魚や海の都合が優先だし、一人でできる漁は結構少ないし。
体力よりも、まずは気力だと思うし。
漁師として成功する人は、漁が大好きだし。
そして、同時にうまく伝えることが出来ていない、努力不足の面に気が付いた。
知っている人が海に出て、いろいろな苦労の末に獲ってくれた新鮮な魚は間違いなく、旨いはずだ。
そして、その価値がわかってもらえると思う。
漁師の仕事を知ってもらうことが、魚のありがたみを伝え、旨さの喜びになり、自然 への畏敬の念に繋がる。
ような、気がした出張でした。