俺、隠岐に立つ

11年間の島暮らしを終え、ワイン農家を目指して岡山へ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

漁師になりたい! フェア

2012-06-13 | 日記・エッセイ・コラム

大阪で行われた新規漁業就業者フェアに出展した。

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とにかくやる気のある人に来て欲しいという思いで、

ブースに来てくれた一人一人と話した。 

 


漁師って、多くの人がステレオタイプなイメージを持っていて、

勘違いされていると思う。

 

自分のペースで働けるだとか、自分の力で稼ぐだとか。
それから、体力には自信がありますとか。

 

頑固で、言葉遣いが乱暴で、酒飲みで。でも、温かいみたいな。
 
 

もっと、漁師の仕事をわかって欲しいと思った。
 

 

自分の都合より、魚や海の都合が優先だし、一人でできる漁は結構少ないし。
体力よりも、まずは気力だと思うし。
 

漁師として成功する人は、漁が大好きだし。

 

そして、同時にうまく伝えることが出来ていない、努力不足の面に気が付いた。
 

 

 

知っている人が海に出て、いろいろな苦労の末に獲ってくれた新鮮な魚は間違いなく、旨いはずだ。
 

そして、その価値がわかってもらえると思う。

 

 

漁師の仕事を知ってもらうことが、魚のありがたみを伝え、旨さの喜びになり、自然 への畏敬の念に繋がる。 

 


 
ような、気がした出張でした。


猫細

2012-06-06 | 日記・エッセイ・コラム

大学生の頃、気の合う仲間と4人で西を目指したことがある。

行先も決めず、西へ。

 

車は後ろが荷台になっているマツダのボンゴ。

寝泊りも、毎日車内。

 

そんなとき、出会ったのがラーメン屋猫細。

 

本当は、横綱だけど。

 

走っている車からみると、どう見ても猫細だった。

 

今になってみると、やや横綱に分があるかな。

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そんな些細なことが、とても楽しかった。

静岡県あたりでよく見かけた猫細。

 

別に、旨かった記憶はないけど・・・カップラーメン出てるよ!!

 

タカシ、タク、イトウ、覚えてるよね。猫細。

楽しかった旅の思い出は、こうしていつかまた楽しめるもんですね。


急な電話は人を喜ばせることもある

2012-05-16 | 日記・エッセイ・コラム

昨晩のラジオ収録直前、奥様から電話。

どうやら、前の会社のIさんという人から、自宅に電話があったそうな。

どうも、お酒を飲んでいい気持ちらしく、声が聞きたかったとのこと。

 

こんなに嬉しいことはない。

 

Iさんの直属の部下になったことはないが、営業の部長をされていて一緒に仕事をさせてもらった。

 

いつもにこやかで、特に元気じゃない人を気遣うのが上手な先輩。

 

その後電話でお話ができ、「また鯵フライ注文するからな」と言ってくれた。

 

 

人が予期せず自分を機にかけてくれることは、とても嬉しいことだ。

 

 

そういえば、あの人どうしてるかな?

そう思った時、こんどは電話してみることにしよう。

 

 

 


ぱーまねんと

2012-05-13 | 日記・エッセイ・コラム

天気の良い日曜日の朝、漁港にて。

 

 

 

漁師の卵とお師匠さんが「パーマ」について盛り上がっていた。

 

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こちらが「パーマ」と呼ばれる物体。

 

 

 

とてもそうは見えないが、生物らしい。

 

 

 

ヒトデの仲間だとか。

 

 

 

 

 

 

 

なんで「パーマ」かって、オバサンのパーマみたいだから、らしい。

 

 

 

 

 

お師匠さんにつくとこんな素敵なことも教えてもらえますw

 

 

 

 

 

どなたが正式名称知りませんか?

 

 

 

 

 

 

ちなみに、その後は網の修理を教わっていました。

 

師匠と弟子。

 

 

 

素敵な人間関係ですね。

 

 

 

 

 

 


一粒万倍日って?

2012-05-09 | 日記・エッセイ・コラム

そういえば、こないだ気になる単語に出くわした。

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一粒万倍日。

 

漁協に努めるようになってから事務所の日めくりカレンダーをめくる習慣ができ、

偉人による名言をひそかな楽しみにしていたけど重複が結構多いことにがっかり。

 

他には、前から気になっていた、たまにあらわれる一粒万倍日。

 

 

体内に蓄積して、ついにこの日に気になりがMAXに。

 

そして調べてみた。 

 

一粒の種が多くの実りをつけることから何かを始めるのによい日とされているそうな。

 

ふむふむ。

 

お隣に書いてある不成就日とは・・・?

 

何かを始めるのに向いていない日だという。

 

うん?どっち??

 



 

まあ、何かを始めるのに「遅すぎることなんて本当は少しも有りはしないのだ。」

 


水産業の未来は・・・?

2012-04-18 | 日記・エッセイ・コラム

人に会うために、鳥取・大阪に行ってきた。 

一人は、自分で獲って自分で売る脱サラ船酔い漁師「弁慶丸」さん。

従来の市場主体の水産物流通では、漁師は販売を預けてしまうために

「責任」と「権利」の認識が薄くなっているように思う。

弁慶丸さんはお客さんの元に届けるところまで徹底的に責任を負う。

 

 

ご家族と夕飯をご一緒させてもらい、いろんなお話を聞けて良かった。

鳥取東部の海は獲り過ぎで魚が少なくなってきている実感があるそう。

隠岐の恵まれた漁場からは想像もつかない状況のようだ。

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(鳥取・賀露漁港のセリの様子)

 

魚食文化の再生のため、まずは美味しい魚を食べてもらおう 

と頑張っておられます。 

都市部でも新鮮な魚を食べたいという方、 

家庭に合わせたセット内容の調整などを相談できるとのことなので、 

一度頼んでみてはいかがでしょうか。

 

 

そして、もう一人は大阪の仲買「ブルーオーシャン」の北脇さん。

この3月から海士のアワビ・岩牡蠣を様々な飲食店に販売いただいています。

 

漁師さんの獲った素晴らしい魚介類を適正な価格で買うこと。

そして、お店に責任を持って届けること。

 

こちらも従来の市場流通では実現しにくくなっているなかで

頑張っておられます。

 

生産者もただ作る、獲るのではなくニーズに合わせることが必要な時代。

自身も生産者の組合職員として、そのコーディネイトをすることが求められます。

 

 

 

生産者-販売者-消費者のバランスが崩れている大量消費の時代だからこそ、

今はまだ小さくても、新しい動きが生まれている。 

そんなことを実感して、元気になって帰ってきました。

 

 

 

明日から、また頑張ろう。

 










寄り道

2012-03-15 | 日記・エッセイ・コラム

仕事で出荷用の箱を配達中、いつも通らない道で咲く梅を発見。

紅白梅図。

 

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今週も雪が降るほど寒い日があったけど、

春はもう、すぐそこまで来ている。

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近くで見ると、完全にもう、春が来ている。Imgp1892_r_3

おばあちゃんがボカシを陽にあてていた。

「久しぶりに晴れたからね。」

 

 

暖かい春は、それだけで笑顔になれるね。

 

 









さざえのリゾット 失敗・・・

2012-03-08 | 日記・エッセイ・コラム

漁師さんからサザエをいただいたけども刺身では食べきれない。

嬉しいことに、そんな瞬間がある。

 

漁協に努めているからか、海士だからか。

その両方か。

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先日購入した魚介のイタリアン(柴田書店)内、エスカルゴのリゾットを

参考にサザエでリゾットを作ってみた。

水加減に失敗した。

 

だって、少量って書いてあったんだもの。

曖昧なんだもの。

 

 

最初は少量で始めたけど、どうにも足りない感じで継ぎ足し継ぎ足し。

最後はパラッと、パエリアみたいな炊き上がりになってしまった。 

 

 

バターももうちょっと少なくていいな。

 

 

次回、リベンジを誓う。

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奥方様がお作りになったサラダと、キノコのソテーは無事。

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嬉しいことに、サザエを持て余す瞬間を待っています。

 

 

明日は岩がき解禁日。

当日に食べようと予約したけど、会食が入ったので土曜日に持越し。

 

 

 

お気に入りの白ワインを空けてしまおうかしら。

 









デザート はっさく甘煮

2012-03-05 | 日記・エッセイ・コラム

仕事帰りに立ち寄った農産物直売所「しゃん山」で新デザートを発見。

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はっさく甘煮、このパックで120円です。買いやすいお値段。

試食コーナーでひとかけ食べたら、程よい苦みと酸味。大人の味。

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風呂上りに紅茶を飲みながらいただきました。

 

ヨーグルト、トーストにも合いそうです。

 

 

 

はっさくと砂糖だけでできているのが嬉しいですね。 









いくらなんでも・・・アンケはないっしょ。

2012-03-02 | 日記・エッセイ・コラム

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朝日新聞って、割と迷走することが多い気がする。

本日の見出し「アンケは破棄へ」

 

アンケ?

 

 

アンケ??

 

 

 

大阪市職員調査と上に書いてあるので、文脈からアンケートのことである

とは推測してあげなくもないが、読者の善意に頼るのはやめてくれ。

 

 

だったらとらなきゃいいじゃないか、と言われそうですが

新聞書評欄や書籍の広告欄は情報源として大事なのです。

 

 

あと、島根版の連載記事で、県内各エリアで生活している女性の連載

(海士町では岩本さん)が結構好き。

 

江津の連載をしている田中さんは、島根にUターンしてきた親友の同僚であることを知った。

 

狭い世の中だけど、島根はもっと狭いね。

 

だから一緒になんかやれるといいな。