フランスでの生活も残すところあと1週間。
お世話になった人に別れを告げたり、携帯の解約準備をしたり、チェックアウトに向けて清掃をしたりと
あまり出歩かずに過ごそうとしていたのに、、、
熱波到来。
まさかの5日間連続40℃の天気予報。
「フランスは日差しは強いけど乾燥してて汗かかないのがいいわー」なんて
涼しいこと言ってたのが嘘のような汗だく生活。
しかもフランスの大半の家にはクーラーがありません。
ダメだ!予定変更、プール行こ!と平日の開館時刻を狙ってローヌ川沿いの市民プールに出かけたところ、
長蛇の列。
まったく進まない列を見る限り、入るまでに2から3時間かかりそう。
早々に見切りをつけ、トラムとバスを乗り継ぎ隣町のOULLINS(ウラン)までプールを求めて行きました。
バス停を降りたところからわずかに人が並んでるのが見えたものの、「作戦勝ちだねー」と浮かれていました。
受付のマダムに電話がかかってくるたびに中断する受付業務に耐えつつ順番がやっと回ってきた。
「水泳帽はありますか?なければ横の自販機で先に買ってくださいね」
あっ、そうなんだ。
自販機で4人分の帽子を買い14€を支出。
また列に並びなおす。
「チケットは4歳以下無料で合計18€です。」
はいはい。ようやく入れます。
更衣室で着替えて、シャワーを浴びて、さあプールにGo!
走り出す息子たち。
ところが!
「ムッシュー、そのパンツではプールに入れません」
へ?なぜに?
「ピタッとしたスイムスーツじゃなきゃダメなんです。ムッシュー」
「女性はビキニでもワンピースでもOKですが、男性のボクサータイプはノンです、ムッシュー」
いや、言わんとすることは分かるがこのタイミングで・・・
しかも、競泳用のコースでもない幼児用のプールだし。
あれ、あの子はカーズの絵がかいてあるけどいいのかよ?と思ったが判断基準はピタッとしているかどうかのようだ。
解せん。
息子たちの「どうしてダメなのー?」に返せる答えを持ち合わせておらず、父ちゃん謝ることしかできません。
そこへ追い打ちをかけるように「ムッシュー、入り口の自販機でスイムウェアを購入してください」と。
いやいや、ただの市民プールに既に約4000円使ってまして、全員分水着買ってたら全部で1万円超しちゃいますよ?
しかもこの日、セキュリティ上の理由で財布を家に置いて少額の現金だけで来ちゃったんですよね・・・
どのみちアウトか。
作戦変更。
可哀そうな子供たちをなだめすかし、自宅プールを開業しました。
翌日はリベンジも考えましたがなんだか腹立たしく、プールに行くのをやめて
水鉄砲を買って公園で水浸しになって遊びたおしました。
途中公園に体を洗いに来た家族の子供に水鉄砲を貸したらたいそう仲良くなり、
お礼にアイスを貰って一緒に食べたり、楽しく過ごすことができました。
最後になってもよくわからん国、フランス。
でも、一生忘れられない3か月になりました。
あっ、おまけにもう一つ。
最終日、空港方面に向かうタクシーをネットで予約してたんですが、15分経っても30分経っても来ない。
たまたま仲良くなれたご近所さんと出会ったので話しながら待ってて、まあ「フランスだから」と。
電話も通じなくてあきらめてバスで向かうことに。
そしたらバスの車内でメールが来て、「あなたの予約に合う車を見つけられなくてすいません」。
いやいや、予約受付ましたーってメール来てたけど。しかも、予約時間めっちゃ過ぎてる・・・
「変な国。」
でも大好きさ、フランス!
いろんな体験談の生情報が聞けそうでですね。
以前にも滞在されていたし、すごくゆとりを感じて、展開がたのしみです。