やまさんのエンジョイ生活 Ver.2

趣味の登山、映画鑑賞、読書を日記風に紹介してます。

6月の読書

2014-06-30 | 読書

 長編小説をひと月以上読み続けたので少し軽め(?!)の作品を求めて図書館に行く。賞をとった作品が並べられていたコーナーで2冊ほど選んでみた。その後、「邂逅の森」を図書館で見つけて……

6月8日(日)      「ウーマンアローン」 (廣川まさき 著)

 

 第2回開高健ノンフィクション賞受賞作
伝説の日本人の足跡を訪ねるため、女一人、初めてのカヌーを繰ってアラスカ・ユーコン川下りに挑んだ著者。様々な表情を見せる自然、人々との交流。それは楽しい学びの時でもあった。

 伝説の日本人とは、アラスカと新田次郎で分かりますね。

6月14日(土) 「グローバリズム出づる処の殺人者より」 (アラヴィント・アディガ 著)

   

 グローバリズム出づる処、インド、バンガロール。ひとりの起業家が、書を民主主義が没する処の天子温家宝に致す。「拝啓中国首相殿、あなたに真の起業家精神を教えましょう。主人を殺して成功した、このわたしの物語を」IT産業の中心地から送った中国首相への手紙は殺人の告白であった―。ブッカー賞受賞作。

 痛烈な批判が心地よい作品です。

6月22日(日)     「邂逅の森」 (熊谷達也 著)

  

 大正年間、身分違いの恋から故郷を追われたマタギの青年、松橋富治の波乱の人生を描く。自然に対する畏敬の念あふれる雄大な物語。

 続編である「氷結の森」、「相克の森」も楽しみです!

6月24日(火)     「瞬」 (河原れん 著)

  

 同乗したバイクで事故に遭い、恋人・淳一を亡くした泉美はその時の記憶をどうしても思い出すことができない。失われた「最期の記憶」を取り戻すため、泉美は弁護士の真希子に、事故の調査を依頼する。やがて明らかになる泉美の記憶。それは、心を射ぬくような苦しい真実であった。一瞬に秘められた愛の行方を瑞々しく綴る、珠玉の長篇小説。

 不思議な雰囲気がある。この作家に興味を持つ。 

6月30日(月)     「聖なる怪物たち」 (河原れん 著)

 

 経営難に苦しむ総合病院に、ある夜、「飛びこみ出産」の妊婦がやってきた。当直の外科医・健吾の手術のかいなく妊婦は急死。身元のわからない新生児が病院に残された。直後、健吾の周りで不可解な出来事が続発、彼は病院を辞める事になる。妊婦は何者なのか?新生児は誰の子か?様々な疑問を抱える健吾は、ひとつの“真相”にいきあたるが…。

 



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