朝日新聞に本の紹介で<寄る辺なき世界 少年は生きる>で
松家仁之(まさし)の「泡」が紹介されていた。
1月30日(日) 「火山のふもとで」(松家仁之著)
大事なことは、聞き逃してしまうほど平凡な言葉で語られる――。
「国立現代図書館」設計コンペの闘いと、若き建築家のひそやかな恋を、
浅間山のふもとの山荘と幾層もの時間がつつみこむ。
朝日、毎日、読売、東京、共同ほか各紙文芸時評で話題沸騰!
胸の奥底を静かに深く震わせる、鮮烈なデビュー長篇。
2月1日(火) 「沈むフランシス」(松家仁之著)
森をつらぬいて流れる川は、どこから来てどこへ向かうのか――。『火山のふもとで』につづく待望のデビュー第二作。北海道の小さな村を郵便配達車でめぐる女。川のほとりの家屋に暮らし、この世にみちるさまざまな音を収集する男。男が口にする「フランシス」とは? 結晶のまま落ちてくる雪、凍土の下を流れる水――剥き出しの自然と土地に刻まれた太古の記憶を背景に、二人の男女の恋愛の深まりを描きだし、五官のすべてがひらかれてゆくような鮮烈な中篇小説。
2月1日(火) 「優雅なのかどうか、わからない」(松家仁之著)
48歳にして再び独身になった主人公、匡(ただし)は、吉祥寺にある古い一軒家を老婦人に借り受け、自分好みに改装を始める。
気楽な一人暮らしは、順調に滑りだすが、かつての恋人、佳奈とばったり再会。佳奈は、父親とふたりで同じ町に住んでいた……。
2月3日(木) 「泡」(松家仁之著)
自分の居場所はどこにもないでもひとりでは生きていけない
男子高の二年に上がってまもなく学校に行けなくなった薫は、夏のあいだ、大叔父・兼定のもとで過ごすことに。
兼定は復員後、知り合いもいない土地にひとり移り住み、岡田という青年を雇いつつジャズ喫茶を経営していた。
薫は店を手伝い、言い知れない「過去」を感じさせる大人たちとともに過ごすうち、一日一日を生きていくための何かを掴みはじめる――。
2月4日(金) 「透明な螺旋」(東野圭吾著)
シリーズ第十弾。最新長編。今、明かされる「ガリレオの真実」。
過去の作品を読んでいないが単独に読んでみた。
房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ねる。
2月6日(日) 「旅屋おかえり」(原田マハ著)
売れないアラサータレント“おかえり"こと丘えりか。ひょんなきっかけで始めた「旅代理業」は依頼人や出会った人々を笑顔に変えていく。『楽園のカンヴァス』の著者が贈る感動の物語。
2月13日(日) 「悪玉伝」(朝井まかて著)
大坂商人の吉兵衛は、風雅を愛する男伊達。兄の逝去により、将軍をも巻き込んだ相続争いに巻き込まれてしまう。吉兵衛は大坂商人の意地をかけ、江戸を相手に大勝負に挑む。第22回司馬遼太郎賞受賞作。
2月15日(火) 「人質の朗読会」(小川洋子著)
2月19日(土) 「琥珀のまたたき」(小川洋子著)
魔犬の呪いから逃れるため、パパが遺した別荘で暮らし始めたオパール、琥珀、瑪瑙の三きょうだい。沢山の図鑑やお話、音楽に彩られた日々は、琥珀の瞳の奥に現れる死んだ末妹も交え、幸福に過ぎていく。ところが、ママの禁止事項がこっそり破られるたび、家族だけの隔絶された暮らしは綻びをみせはじめる。
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