「カシュガルの道」(スザンヌ・ジョインソン著)
図書館で見かけた表紙の美しさに驚く
1923年、伝道のために妹リジーらとシルクロード最果ての地カシュガルへと赴いたエヴァ。そこで彼女たちを待ち受けていたのは狂信、猜疑、欺瞞、秘密―策略と欲望の渦巻く地で、最愛の妹ととも心離れたエヴァはしだいに孤立していく。一方、時は現代、ロンドンで暮らすフリーダは、見知らぬ人物の死亡通知を受け取ったのを機に、自らの過去と向き合うことに…。過去と現代、カシュガルとロンドン、2つの時空がつながるとき、見えてきたものとは。自由を求め生き方を模索し続けた女性たちの、彷徨える魂が綴る旅物語!
ここまで辿りつくことなしに諦めた! いずれ再挑戦したいが・・・
似た表紙の本を思い出してた! 「ガラスの宮殿」(アミタブ・ゴーシュ著)
こちらはお勧め本です!
19世紀末、ビルマ最後の王朝が滅びようとするなか、インド人孤児ラージクマールとビルマ宮廷の侍女ドリーが出会う。あまりに幼すぎる11歳と10歳―。ラージクマールは無一文から成功を目指し、ドリーはインドへと追放された王家に献身的に仕える。やがてインド人エリート官僚の妻とドリーとの邂逅が、ふたりを再会へと導くが…。歴史の奔流にもまれながら必死で生きる三人の姿、彼らの子や孫が織りなす死と恋の綾模様、結末に至って明かされる意外な語り手。100年以上もの時の流れを、魔法のような語り口で描ききり、高い文学的評価とともに世界的ベストセラーとなった名作。世界屈指のストーリーテラーが魔法のように紡ぎだす、運命の恋のゆくえ、偏在する死の悲劇と20世紀の激動。
1月4日(木) 「カラスの親指」(道尾秀介著)
映画のちらし
朝日新聞再 読こんな時、こんな本より 痛快!「倍返し」から 他に「のぼうの城」*1 「佐賀北の夏」「百万ドルを取り返せ!」がとりあげられていた。映画化された話題の本ということで読んでみることにした。
*1下にあり
人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは?息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。「このミス」常連、各文学賞総なめの文学界の若きトップランナー、最初の直木賞ノミネート作品。第62回日本推理作家協会賞受賞作。
1月6日(土) 「ジーン・ワルツ」(海堂尊著)
映画のちらし
朝日新聞再 読こんな時、こんな本より 医者もつらいよ から 他に「お医者さん・患者さん」「妻を看取る日」「精神科医は腹の底で何を考えているか」がとりあげられていた。
帝華大学医学部の曾根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。彼女の上司である清川吾郎准教授もその才を認めていた。理恵は、大学での研究のほか、閉院間近のマリアクリニックで五人の妊婦を診ている。年齢も境遇も異なる女たちは、それぞれに深刻な事情を抱えていた―。生命の意味と尊厳、そして代理母出産という人類最大の難問に挑む、新世紀の医学エンターテインメント。
1月7日(日) 「手紙」(東野圭吾著)
武島直貴の兄・剛志は、弟を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った屋敷で、思いもかけず人を殺めてしまう。判決は、懲役15年。それ以来、直貴のもとへ月に1度、獄中から手紙を送る剛志。一方で、進学、恋人、就職と、つかもうとした人生の幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく直貴。日を追うごとに、剛志からの手紙は無視され、捨てられ、やがて…。
1月12日(金) 「のぼうの城」(和田竜著)
映画のちらし
時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった―。
1月16日(火) 「マイトレイ」(ミルチャ・エリアーデ著)
朝日新聞再 読こんな時、こんな本より 「巡礼」を考える から 他に「古寺巡礼」「禅ヒッピー」「聖地巡礼ツーリズム」がとりあげられていた。
ルーマニアの宗教学者エリアーデが、若き日の留学体験をもとに執筆した恋愛小説。この痛切な体験を通し、後に大宗教学者になる作者の人生もまた、「ある種の巡礼の旅だったのでは」(紹介記事を書いた鎌田さん)
私があれほど夢み、そして愛したインドは決定的に閉ざされた。生涯の師の逆鱗に触れたインドでの恋愛スキャンダルを赤裸々に綴った若きエリアーデの「悦楽の神話」。
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