やまさんのエンジョイ生活 Ver.2

趣味の登山、映画鑑賞、読書を日記風に紹介してます。

読書2019その7

2019-10-29 | 読書

9月25日(水)           「小説あります」(門井 慶喜著)

                   好評を博した『おさがしの本は』姉妹編、待望の刊行!

 

    しょせん小説なんてお話じゃないか。絵空事じゃないか。廃館が決まった文学館。存続のために手を尽くそうとする兄。その兄を、家業たる実業の世界に呼び戻そうとする弟。行方不明になったままの小説家と、積極的にかかわろうとしない親族。交錯し、すれちがう、いくつもの想い。どうすれば伝わるだろう。いかに素晴らしいのか。人生に不可欠か。

 

10月14日(月)           「錨を上げよ」(百田 尚樹著)         

                      

   

    戦争が終わってちょうど十年目、空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。不良仲間と喧嘩ばかりしていたある日、単車に乗って当てのない旅に出る。しかし信州の山奥の村で暴漢に襲われて遭難、拾われたトラックで東京へ。チンピラに誘われて組事務所を手伝うことになるのだが―。激動の昭和を駆け抜ける、著者初の自伝的ピカレスクロマン。著者初の自伝的小説!

 

10月20日(日)         「狗賓童子の島」(飯島和一著)

     朝日新聞10/12 大矢博子が薦める文庫この新刊で紹介

 

  弘化三年(1846)日本海に浮かぶ隠岐「島後」に、はるばる大坂から流された一人の少年がいた。西村常太郎、十五歳。大塩平八郎の挙兵に連座した父・履三郎の罪により、六つの年から九年に及ぶ親類預けの果ての「処罰」だった。
ところが案に相違して、島の人々は常太郎を温かく迎えた。大塩の乱に連座した父の名を、島の人々が敬意を込めて呼ぶのを常太郎は聞いた。
翌年、十六歳になった常太郎は、狗賓が宿るという「御山」の千年杉へ初穂を捧げる役を、島の人々から命じられる。下界から見える大満寺山の先に「御山」はあったが、そこは狗賓に許された者しか踏み入ることができない聖域だった。
やがて常太郎は医術を学び、島に医師として深く根を下ろすが、徐々に島の外から重く暗い雲が忍び寄っていた。

  いつの頃からか、書評家や書店員のあいだで、「飯嶋和一にハズレなし」と語られるようになった作家の6年ぶりの新刊です。

 

 

10月23日(水)       「世にも美しき数学者たちの日常」(二宮 敦人著)

        

 類まれなる優秀な頭脳を持ちながら、時にへんてこ、時に哲学的、時に甘美な名言を次々に繰り出す数学の探究者たち――。

黒川信重先生、加藤文元先生、千葉逸人先生、津田一郎先生、渕野昌先生、阿原一志先生、高瀬正仁先生など日本を代表する数学者のほか、数学教室の先生、お笑い芸人、天才中学生まで――7人の数学者と、4人の数学マニアを通して、その未知なる世界に触れる! 

 

10月26日(土)          「椿宿の辺りに」(梨木 香歩著)

        

    深遠でコミカル、重くて軽快。著者五年ぶりの傑作長編小説

         自然、人間の体、こころの入り組んだ痛みは家の治水、三十肩、鬱と絡み合い、

    主人公を彷徨えるツボ・椿宿へと導く。

 

10月28日(月)        「むらさきのスカートの女」(今村 夏子著)

            孤独を映し出す乾いた可笑しさ」(朝日新聞8/31)芥川賞受賞作

    近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性のことが、気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で働きだすように誘導し……。

 

 

10月29日(水)           「星の子」(今村 夏子著)

         

  林ちひろは中学3年生。
病弱だった娘を救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込み、その信仰が家族の形を歪めていく。
野間文芸新人賞を受賞し本屋大賞にもノミネートされた、芥川賞作家のもうひとつの代表作。

 

11月1日(水)         「父と私の桜尾通り商店街」(今村 夏子著)

    

    桜尾通り商店街のはずれでパン屋を営む父と、娘の「私」。うまく立ち回ることができず、商店街の人々からつまはじきにされていた二人だが、「私」がコッペパンをサンドイッチにして並べはじめたことで予想外の評判を呼んでしまい…。平凡な日常は二転三転して驚きの結末へ―見慣れた風景が変容する、書き下ろしを含む全六編。

 

11月19日(水)        「錨を上げよ」(百田 尚樹著)

      

 

 

11月24日(日)       「やがて満ちてくるもの」(梨木 香歩著)

   

 『西の魔女が死んだ』でのデビューから現在まで、25年の作家人生を映し出すエッセイ集。森を歩き、鳥を観る。きのこの生命に学び、人の未来を思う……物語を育む日常の思索を綴る。「この文章が、いつか生きることに資する何かになってくれたら。受け手があって読んでくれて、初めて物語は完成する。作り手を離れ、そこから紡がれていく何かがあると思うのです。」――創作の萌芽を伝え、読み手を照らす光が、胸に静かに届きます。

   

12月2日(月)        「こぼれ種」(青木 玉著)

   

  祖父・幸田露伴、母・文を先達に、春夏秋冬、樹木を見て歩きました。毎日見ている街路樹だけど、この木の名前は何かしら?そんな疑問を抱いたら、「こぼれ種」を拾って育てましょう。どんな芽が出てくるか、お楽しみ!木の一生、花の性質を探訪し、植物と人との深い絆に思いを寄せる心あたたまる連作エッセイ。

 


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