こうすけのPetit Jardin

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【映画】十三人の刺客(2010)

2010年10月04日 17時36分16秒 | 作品感想
解説: 時代劇映画の名作との呼び声も高い1963年公開の工藤栄一監督の『十三人の刺客』を、約半世紀の時を経て現代風に再構築した時代劇エンターテインメント巨編。日本を代表するヒットメーカーの三池崇史監督がメガホンを取り、江戸幕府史上最悪の暴君を暗殺するため、13人の刺客たちが命を懸けた一世一代の戦いを挑む。主演の役所広司を筆頭に、稲垣吾郎、松方弘樹、市村正親、松本幸四郎ら豪華キャストの共演も見逃せない。(引用元:シネマトゥデイ)

あらすじ: 幕府の権力をわが物にするため、罪なき民衆に不条理な殺りくを繰り返す暴君・松平斉韶(稲垣吾郎)を暗殺するため、島田新左衛門(役所広司)の下に13人の刺客が集結する。斉韶のもとには新左衛門のかつての同門・鬼頭半兵衛(市村正親)ら総勢300人超の武士が鉄壁の布陣を敷いていたが、新左衛門には秘策があった。(引用元:シネマトゥデイ)


俳優陣の演技が絶賛に値するものだった

役所広司や、松方弘樹の熟練された演技で絵が引き締まっていたのもあったが

稲垣吾郎の悪役ぶり…

特に無表情で子供に矢を放ったり、刀を2度3度振り下ろすシーンでは

なんとも言えないインパクトを残している

内容に関しては

序盤の仲間集めから、終盤の殺陣のシーンまで中だるみが全くなくよくまとまっていた

切腹のシーン、殺陣のシーンなど

とても生々しく描写されており目をふさぎたくなるような場面もあったが

たまに空気を和ませるシーンもあったり

最後には島田新六郎(山田孝之)が 芸妓お艶(吹石一恵)のもとに帰るハッピーエンドな描写もあり

見た後の重い感じが少しでも無くなるよう工夫されていたのもよかった

また殺陣シーンではカメラワークが揺れており緊迫感がより一層出るような演出もなされており

かなり細かいところまで練られた映画だったと感じた

最近の映画では若者向けの演出や配役がなされていて薄っぺらいものが

世に多く出回っている中、久々にこんな重厚感のある衝撃的な映画に出会いました

皆さんにも是非見てもらいたい作品です



・スタッフ
監督: 三池崇史
製作総指揮: ジェレミー・トーマス、中沢敏明、平城隆司
原作: 池上金男(池宮彰一郎)
脚本: 天願大介
音楽: 遠藤浩二
撮影: 北信康
製作国: 2010年日本映画
上映時間: 141分
映倫区分: PG12
配給: 東宝

・キャスト
刺客
島田新左衛門(御目付七百五十石):役所広司
島田新六郎(新左衛門の甥):山田孝之
倉永左平太(御徒目付組頭):松方弘樹
三橋軍次郎(御小人目付組頭):沢村一樹
樋口源内(御小人目付):石垣佑磨
堀井弥八(御小人目付):近藤公園
日置八十吉(御徒目付):高岡蒼甫
大竹茂助(御徒目付):六角精児
石塚利平(足軽):波岡一喜
平山九十郎(浪人・剣豪):伊原剛志
佐原平蔵(浪人・槍の名手):古田新太
小倉庄次郎(平山九十郎の門弟):窪田正孝
木賀小弥太(山の民):伊勢谷友介
明石藩
松平左兵衛督斉韶:稲垣吾郎
鬼頭半兵衛(明石藩御用人千石):市村正親
間宮図書(明石藩江戸家老):内野聖陽
浅川十太夫(明石藩近習頭):光石研
出口源四郎(明石藩近習):阿部進之介
幕府
土井大炊頭利位(江戸幕府・老中):平幹二朗
尾張藩
牧野靭負(尾張家木曽上松陣屋詰):松本幸四郎
牧野妥女(靭負の息子):斎藤工
牧野千世(妥女の嫁):谷村美月
その他
芸妓お艶・山の女ウパシ(2役):吹石一恵
三州屋徳兵衛(落合宿庄屋):岸部一徳
両腕両足の無い女:茂手木桜子


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素晴らしかったです (たね)
2010-10-08 23:48:02
ご覧になったのですね。

私も9月末に見ました。

迫力満点で、男の生き様がピシッと描かれていました。

稲垣吾郎の暴君は存在感があって怖かったです。

後半の殺陣シーンは見ている方も疲れました。

豪華キャストで、私の好きな?六角精児が良い味を出していました・・・。

余談ですが、今夜はザックジャパンがアルゼンチンに勝利して嬉しい!!メッシを押さえたのが素晴らしい。
関東は晴れていたのかな?
こちらは午後から雨でした。

では、また。
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たねさんへ (こうすけ(管理人))
2010-10-13 04:02:21
返事遅れてすいません。
なかなか知り合いで観てる人が少ないので感動を共有できてうれしいです^^
稲垣があんなに良い演技をすると思わなくてビックリでした!六角精児も頑張ってましたねw

ザックジャパン今日は韓国に引き分けでしたね。残念です。。
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