オリーブサイクルなう

香川県飯野町スポーツ自転車店の情報発信ブログです。

締め付け加減は程々に♡

2023-01-13 11:31:12 | メカニック

こんにちは

1月、2月はメンテナンスが増える季節です
知識のある方は自分でメンテナンスされる方もいるかと思います。
(知識のない方はお店に任せましょうダメにしてしまうか、危険な状態を分からずに使っている方が多いです
メンテナンスするにあたって共有しておきたい情報をお伝えします


気を付けてもらいたい箇所はこちらの取付バンドの締め付けトルク
最近はディスクブレーキが主流となりましたが、こちらのバンドを鬼締めすると
ブラケット本体樹脂が圧迫され、奥にあるリザーバータンクを変形させてしまいます
そうなるとブレーキがカチカチになって効かなくなってしまい、STIレバーごと交換になります
当店でも工場組立で鬼締めされた完成車が届いたことがあります
自身で壊してしまうと保証が効かないので気を付けましょうね

取付バンドつながりで気になることがもう一点
ブラケット角度を極端に内側に向ける方がいますが、デメリットばかりで危険なのでやめましょう
3~4世代くらい前のSTIレバーはまっすぐ取り付けると握りにくかったので、少し内側に向ける必要が
ありましたが、今のSTIは進化して握りやすくなっているのでまっすぐでも問題ありません
それでも握りにくかった時や下ハンドルを握った時にレバーを押しやすくするためであれば
少しばかり内側に向けるのは有効です

何事にも限度がある、そんなお話でした

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外れないビードを簡単に外す方法です♡

2022-03-24 19:15:01 | メカニック

こんにちは

21日の祝日には急にお休みさせていただいてすみませんでした
子供が熱を出していたのですが「もしかしてコロナ」と思わせる症状が
出ていまして、病院で診断してもらったところ「可能性があるので親御さんも
検査結果が出るまで人と接触しないでください」とのお達しがありました
幸いにも翌日には「陰性」結果が出てホッとしました
小さな子供は体調を崩しやすいので、その度に休業することを思うと
早くコロナが終息してもらいたいです

話は変わりまして、グラベルロードやマウンテンバイクの固くハマって外れない
ビードの落とし方のテクニックをご紹介します


まずはホイールを床に置きましょう
ハブ軸が接触するので傷がつかない絨毯の上などが望ましいです
ローター面が下になる場合は、曲げてしまわないようにローターを外しましょう。


空気を抜いたタイヤをリムの際あたりを踏みます


そして対角にあるリムを反対の脚でゆっくりジワッと踏んでいきます
(これくらいならリムが変形することはないので安心してください
すると踏んでいるタイヤのビードがあっけなく外れます
一か所外れれば、残りは手で簡単に外せますよ
タイヤ交換でお困りの方は試してみてくださいね

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定期点検、メンテナンスをしましょう!

2021-04-08 13:05:25 | メカニック

こんにちは

今回は定期点検の大切さについてちょっとお話します。
皆さんはお気に入りのスポーツバイクを購入した後に整備・点検はしていますか
購入した後は乗りっぱなしのほったらかし、という方も結構いると思います。
最近あった実例をご紹介します


こちらのフロントフォーク、ヘッドチューブの中でコラム部分がひび割れてしまっています
原因はヘッドにガタがあるのを気が付かないで乗り続け
スピードが乗った状態で段差を越えてしまい割れてしまったようです
自転車は大半をネジで固定している乗り物です。
ネジは時間とともに振動でゆるみが出てきます。
ヘッドの部品も摩耗により隙間が出来てガタつきが出てきます。
こういった微細な変化を早期発見するために定期点検は必要になります。
個人でヘッドのガタつきをチェックする方法として、前輪のブレーキを握ったまま前後に
ゆすってみてください。
カクカクとした感覚があればガタつきが出ています。
早めに行きつけのお店で整備してもらってください
余談ですが、フレームセットだけを購入して自身で組み立てをする方もいらっしゃると思います。
大半のメーカー保証規定に「メーカー正規代理店で購入し、正規代理店で組み立てたものを保証する」とあります。
つまり個人や正規代理店以外で組み立てたものは補償対象外になることを覚えておいてください。
その他、国内輸入代理店を介さず入手したもの(海外通販など)は国内輸入代理店は
一切保証してくれませんので、購入した通販会社に自身で保証申請する必要があります。
話がそれましたが、スポーツバイクは繊細な乗り物です
定期的に点検整備をして安全に楽しく乗りましょうね

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長すぎるチェーンのお話

2021-02-01 10:00:15 | メカニック

こんにちは

先日お客様の自転車を点検していましたところ、ちょっとした不具合がありました
変速調整の段階でアウタートップに入れると、リアスプロケットがカツカツと音が鳴ります
お客様は気づいていなかったようで、リアディレイラーをぶつけたりしたことも無いようです
アジャストボルト、テンションボルト、ハンガー曲がりをチェックしますがおかしなところは見当たりません
アジャストボルトをロー側に少し寄せてやると音は鳴りやみますが、トップ側に入らなくなってしまいます
「調整自体は問題ない・・・」
「しかし、音が鳴る
「音を止めるとトップに入らない・・・
色々と悩んだ末に一つのことに気が付きます。
「チェーンが若干長いような気がする
「伸びているのか
チェッカーで調べてみましたが、交換するレベルではありませんでした
そこでアウターローに変速を入れてみて、チェーンにどれだけ余裕があるか調べてみると
3コマは余裕があるようです
試しに2コマ飛ばして繋げてみると・・・
音鳴りもやみ、トップギアにもスムースに入るようになりました
このチェーン、完成車に装着された状態で届いたものですが長すぎたようです
長すぎることでプーリーがチェーンをトップ側に引っ張る力が足りなかったようです
通常はテンションボルトである程度調整できますが、その許容範囲を超えてしまっていたようですね
新車時にこの現象は起きていないので、若干のチェーン伸びが不調を後押ししたようです
少し悩んだ事例でしたが直って良かったです
以上、長すぎるチェーンのお話でした

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相性って大事ですね♡

2021-01-14 18:21:23 | メカニック

こんにちは

お客様からチューブレスレディのタイヤ交換を承りました
いつもの慣れた作業
簡単に装着してお渡し
作業する前はそんな心構えでした・・・
だが、しかし


このリムとタイヤの組み合わせ・・・
相性悪すぎるぞ
いつも通りのやり方ではビードが上がる気配が全くありません


ユルユルのスカスカでビードも折り目の癖が付いているので
空気が漏れまくってしまいます


ここで知っている人は知っている、知らない人は知らない(当たり前)の秘技
バルブコア外しを行います
こうすることで送れる空気量(圧)を高めることが出来ます


そして石鹸水をぬ~り、ぬり
ビードの動きを良くし、表面張力でエアーの漏れを少なくします


コンプレッサーからダイレクトにエアーが通るようにセッティング
そして一気にエアー充填
・・・
・・・
・・・
上がりません


石鹸水の量を尋常じゃないくらい増やして、少し時間を置いてから
同じようにエアーを一気充填
ようやくビードが上がってくれました
一度ビードが上がってしまえば、そう簡単にはビードが落ちないので
エアーを抜いてシーラントを入れてバルブコアをはめて
空気を入れれば完成です
苦労しました
もしビードが上がらないときは「バルブコア外し」と「大量の石鹸水」を
お試しください

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