45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

カーキのコートにリジッドデニムジャケットを合わせる着こなし

2013-12-10 00:59:47 | カーキジャケットの着こなし
カーキのコートが街で目立つ季節になりました。ことにくすんだ濃いカーキ色は、色気のある色だと思います。一人で佇んでいてもカーキのコートを着ている人を「孤独な雰囲気」にこそ見せても決して「淋しげ」には見せない。ミリタリーであれワークであれカーキの持つテイストは「活動的な」イメージです。
明るいインナーとパンツにあわせて「キレイ」に見せる着こなしに飽きたら、黒っぽいデニムのパンツにネイビーを中心としたインナーで男っぽい着こなしをするのもいいかもしれません。ここでも、ジージャン、それも色落ちの少ないものをカーキのコートの下に着込んで、インナーはブルー系のウールシャツ、そして首元にはスカーフをネクタイ風に巻きます。サックスブルーと茶のウールタイなんかもいいですね。
もう何度も書きましたが、カーキとネイビー(濃いインディゴも含む)は相性のいい組み合わせ、ともに陸軍と海軍の軍服由来の色ですが、男性が好む色なのは、それだけ着る人を頼もしく見せてくれる色なのでしょうか。このコーデはカーキのアウターに対してインナーとジャケットとパンツで「ブルー系の縦の線」を通しすっきり見せています。
デニムジャケットはジージャンよりデニムのカバーオールがすっきり見えると思います。
コートをのコーデで重要なのはコートを脱いだ時点での着こなしのバランスです。コートをあずけて、そのままバーのカウンターで酒を飲んでもサマになるスタイルです。
ところで、薄手のナイロンコートを冬場に着るなんて無謀だとお思いの方には、コートのライナー代わりに薄手のダウンを重ね着する手があります。これは、かの「石津謙介氏」がファッションエッセイのなかでも書いていた手法があります。コットンコートにダウンを重ね着。私は「コットンコートonダウン」と呼んでますが、やってみるとなかなか快適です。ダウンは暖かでいいのですが、お洒落という面ではあまりに見慣れてしまいその雰囲気に全体の装いが引きずられます。コートを被せることでダウンを仕込んだコートに早変わり。
わたしは、このやり方を10年以上前に買ったオーバーサイズの一枚仕立てのジャケットに応用できないかと目論んでいるところです。

ナイロンコート  アクアスキュータム(レナウン)
デニムカバーオール   ルイ・ヴィトン
ネイビーのCPOシャツ  GAP
ストライプT      BEAMS Lights



カーキのナイロンコートをカーキに近いこげ茶のCPOジャケットに重ねる

2013-12-09 00:05:04 | カーキジャケットの着こなし
カーキのコートは白と、色落ちデニムによく合うのはhttp://blog.goo.ne.jp/omuzim/e/a40629a792471e1daa4e857c2a294e73
でもご紹介しました。ではバーブアなど人気のフィールドジャケットのカーキのアイテムは、秋冬の着こなしでどう着るとカッコいいのでしょうか。
カーキはワークテイストが強いと、どう着ても「働くオジサン」になってしまって運送会社のトラックの助手席が似合う雰囲気になってしまいます。若い人のよく着ているモッズコートなら逆にミリタリー臭さがつよくですぎます。
ポイントはまずきれいに着る。そのためにはパンツもインナーも白っぽく明るくし清潔感を出す。できれば、カーキや焦げ茶にあう挿し色で「黄緑」をワンポイントで使うといいです。
といっても黄緑のアイテムなどそう簡単にみつかりませんが、自転車のフレームや、モノプリのエコバックとか(ちょっと無理があるか)
例えばニットの手袋なんてのも挿し色に使うと気が利いています。ジャケットならポケットチーフで黄緑とかわりと見つけやすいのですが。
こげ茶に近いカーキのCPOジャケットとカーキのナイロンコートを重ねてみましたが、案外いけそうなコーデになった気がします。
ミリタリーは興味があって中田商店とか覗くのですが、いままでカーキのジャケットを2つ買って二つとも着ないで捨てています。サイズが合わせづらいのと襟の形などなかなかしっくりこなかったり・・・結局他のデザイナーのフィールドコートに惹かれたりしています。
ただ、よくよく考えたら、着こなしの「色」としてカーキが欲しいのなら薄手のアイテムを他のアイテムに重ねて着ればいいのだとふと思いついた次第。
本当はオイル挽きのバーブアが欲しいのですけど。

これは、3月初旬のスプリングコートを着る季節には活躍しそうなコーデ。
年末に銀座の文房具屋にカレンダーを探しにいくのならこれにマフラーを巻けばいけそうです。

ナイロンコート  アクアスキュータム
メルトン地CPOジャケット  ルイヴィトン
カットソー    ユニクロ
ビンテージ加工のデニム   DIESEL


ネイビーのアウターにGジャンを合わせる着こなし

2013-12-08 11:46:15 | Gジャン・デニムシャツの着こなし
ネイビーのアウターをカジュアルで着る場合、パンツはライトグレーかオフホワイト、あるいは白でも構わないくらい明るくする方が綺麗に着こなせます。
ネイビー、グレー、白はジャケットの時はそのままでバランスがいいのですが、アウターにネイビーをもってくるなら、明るいブルーのジージャンをジャケット代わりに使うのもカジュアル感が増しコーディネイトにも奥行きが生まれます。ネイビーと相性のいいグレーの面積を大きく見せるには、ニットをタートルネックにして裾からニットを見せたりするのと、マフラーでグレーを強調することです。マフラーは柄モノでなくせいぜい無地にネップが入っているくらいのシックなものが合います。
コートはネイビーならダッフルコートでもチェスターフィールドでもいいのですが
軽さということでダウンを選びました。実はこれ冬にオーストラリアとか南半球にいくとき成田の往復に役立つスタイルです。
白い綿パンにブルーのGジャンはそのまま夏でも着られるし、インナーはグレーのTシャツに替えるだけ。ダウンはポータブル仕様で、ニットとマフラーと一緒に機内持ち込みのバッグに仕舞ってもかさばらないです。分厚いコートを空港であずけるのが普通ですが、Gジャンというトラベルウエアに最適なアイテムを生かさない手はないでしょう。
もちろん12月のこの時期の普段着としても、大人っぽい着こなしです。

グレータートル           バナナリパブリック
Gジャン               パパス
ネイビーダウン           TUMI 
グレーネップマフラー        グレンプリンス 
ホワイトチノパンツ  ユナイテッドアローズ



コットン綾織りの生成りのジャケットをセーターに合わせる着こなし

2013-12-07 13:47:15 | ライトベージュジャケットの着こなし
何も予定の無い週末。先週は目いっぱい仕事をした。疲れがたまっているのか、朝食のあと少しベッドに身体を横たえたら昼近くまで眠りこけていた。
さて洗面所の鏡にむかう。ひどい頭だ。妻はもう買い物にでかけたようだ。
床屋に行ったついでに書店にでも寄ってこようか、ひょっとしたらメンズショップを覗くかも。
そういうときに意識したお洒落は必要ないですね。デニムにTシャツにパーカーにジャケットというのもそろそろ飽きたし、いつも袖を通していないウエアを活用したい。そんなとき、12-6の応用で、ローゲージニットと赤系のチェックネルシャツ、チャコールグレーのパンツというコーデを思い出してください。そこで、ネルシャツの色味をセーターに置き換え、ローゲージニットの代わりに厚手の生地のコットンのワークジャケットを着るのです。
当たり前の色合わせですが、一点一点のアイテムはこだわりがある。そういう45歳以上のオジサンらしい普段着の着こなしといえるのではないでしょうか。
肌寒いようなら、このうえにローゲージのカシミアマフラーでも巻けば十分でしょう。初夏のコットンジャケットがコートっぽく見えれば上出来。
実は、チャコールグレー、オフホワイト、白というニュートラルな色あいのコーデは、中に着るセーターなどを縁取る、いわば写真のフレームのような役割を果たします。普段組合せに迷うような、緑系、パープル系や、キャメル、オレンジなど個性の強い色でも大抵は大人しくまとまります。お試しください。

ワークジャケット  ワークノットワーク(WNW アーバンリサーチ)
クルーネックセーター  バーバリー
ボタンダウンシャツ   JUNRED
チャコールグレーパンツ バーバリー


ベージュのローゲージニットに赤チェックのネルシャツを合わせる

2013-12-06 06:49:01 | チャコールグレージャケットの着こなし
ベージュのローゲージニット。単体でみたら優しい雰囲気で、魅力的ですが、色合わせを間違えると年寄り臭く見えるものです。11-30ではチャコールグレーと白というシンプルなコーデをとりあげました。ベージュ系のローゲージニットに赤系のネルシャツを合わせるというのもやくあるコーデです。
写真の場合、ニットに飛ばしたネップの色に赤があることからかなりしっくりとけこむ組合せになっています。
ここで、無造作にデニムパンツなど穿いてはいけません。首回りにこれだけ目立つ色をつかったら、他は色味を押さえるのが着こなしのコツです。ボトムスにチャコールグレーのパンツを穿いて、コートも同系のチャコールグレーにするほうがバランスがいいでしょう。
コートの下にローゲージニットをジャケット風に着こなすのはなかなかお洒落な雰囲気です。週末のご家族との外食などに気軽にお試しください。

赤いチェックのネルシャツ   ユニクロ
ベージュのジップアップのニット   ルイヴィトン
裏地にウレタンを貼った防水コート    ルイヴィトン
チャコールグレーのパンツ     バーバリー


黒のレザーブルゾンをモノトーンで着こなす

2013-12-05 06:40:52 | 黒ジャケットの着こなし


黒のレザーブルゾン。これはシンプルに着るのが一番。無彩色だけを使いすっきりと見せるほうが、革の質感が際立ちます。もともとレザーブルゾンは防寒着というより秋口や春先のウエアですから厚い重ね着には向いていません。真冬はこの上にコートを羽織るなどという着こなしもみかけるくらいです。
どこに着ていくのかというところですが、モノトーンなモダンな雰囲気を生かして銀座のショッピング、かしこまらないレストランのディナーなどにも。
色を押さえた着こなしがシックで、グレーデニムとレザーの質感が強調されたお洒落なコーデです。

レザーブルゾン  ルイヴィトン
ニットカーディガン  ユナイテッドアローズ GLR
ロングT     ユニクロ
グレーデニム   DIESEL ブラックゴールド



秋冬の淡色コーディネイトその2

2013-12-04 04:24:22 | ライトグレージャケットの着こなし
秋冬の淡色コーデは11/26にもとりあげましたが、個人的に好きな着こなしです。淡色といってもジャケットはミディアムグレー、パンツは脱色の効いたデニムという感じなのですが、インナーの白を利かせることで大変爽やかな印象になります。図版はシャツ一枚が寒そうな印象ですが厚手のカットソーで代用できます。中にきるパーカーはコットンでもいいですが、できればカシミヤパーカーを。アウターのグレーのコートがなければジャケットでもかまいません。
パーカーはその上に重ねるアイテムをカジュアルダウンするのに役立ちます。図版はチェスターフィールドコートでしょうか、パーカーと一体に見えてカジュアル仕立てのコート風に見えてきます。
カラーコーデでいえば、白 グレー ライトブルーの組合せは季節を問わず爽やかなイメージ。靴に白というのもさらに爽快なイメージを増します。アクセントに赤茶の靴というのももちろんアリ。
ジャケットやウールコートのカジュアルな着こなしとして覚えておくと、休日の街歩きがより楽しくなるのではないでしょうか。
インナーに白を着て、パンツを明るい色にするのは縦のラインを明色で通すことですっきりとした印象をつくります。

カットソー  チャンピオン(JUNMEN別注)
カシミアパーカー  ルイヴィトン
ジャケット  40ct525 (タケオ キクチ)
デニム    DIESEL



チャコールグレージャケットの着こなし。もう一つの方法

2013-12-03 06:50:10 | チャコールグレージャケットの着こなし
チャコールグレーのジャケットにベージュやキャメルのパンツを合わせたり、明るいグレーやオフホワイトのコーデュロイをあわせるのはすでに紹介してきました。電車の中でもチャコールグレーのジャケットにベージュのチノという着こなしは多くみかけます。それだけ平凡なコーデに近づいてきているのかもしれません。
そこで、今年流に着こなすには、暗い色同士の組合せにトライ。遠目にスーツに見えるくらいの弱いコントラストの上下ですが、そうなれば、ネイビーやブラックスーツのドレスダウン手法「Gジャンをジレ代わりに使い挿し色に生かす方法」が使えそうです。
色数を絞った着こなしをお洒落に見せるコツは、仲立ちになる色の繰り返しで統一感をもたせることです。ここでは白のインナー。タートルネックにして首回りに白。Gジャンの丈の短さを生かして白を裾出し。ジャケットの袖口からも白を引き出し、仕上げは靴をコンバースの白(コンバースタイプのレザーシューズでも可)。
これだけで「いいセンスだな」と思わせる雰囲気が生まれます。より彩を添えるにはトリコロール(赤白青)。ベルトに赤を使い裾から覗かせるのですが今回はタートルの裾出しでこの手は使えません。コンバースの赤いラインを生かすか、ポケットチーフで使うか。
オフの日のさりげないお洒落な着こなしとしてお試しください。

ジャケット  ヘンリーコットンズ(レナウン)
Gジャン  Papas
白のロングT  ユニクロ
スキニ―パンツ ユニクロ
レザースニーカー  エルメス


黒いコットンのコートをシンプルに着る

2013-12-01 00:10:24 | 黒ジャケットの着こなし
黒いコットンのコートといえば、代表的なのがゴム引きのマッキントッシュ。これが風を通さないだけでなく体温も逃がさず、冬場の防寒着になることはご存じのとおり。となれば厚着をせずにグレー杢のヘンリーネックロングTに色落ちジーンズの上に羽織るなんて着こなしもあり。色味が足りないと思ったら茶色のハットを被る。週末はこれくらい自由な着こなしを楽しんでいいのではないでしょうか。
カジュアルコートをビジネスに転用するオジサンはたくさんいます。コートそのものは実に粋でカッコいいのに、首元から覗くネクタイはいかにもミスマッチ。せっかく買ったカジュアルコートだから着ないともったいないので通勤に使っていますという感じでしょうが、本当は逆だという気がします。
コートのカジュアルな着こなしこそいろいろトライすべきで、コートこそカラーコーデの練習として役立つものはないでしょう。
コート   マッキントッシュ ダンケルド
グレーのカットソー   チャンピオン(JUNMEN)
デニム   DIESEL
帽子    ボルサリーノ