美男子俱楽部

※単行本はBOOTHにて発売中。

或る詩人の一日

2024-03-02 | 

全世界詩人はいるだろうか、俺の他。

と云うと思うと居そうな気がす

街のなか 野暮なミュージック

俺の徒歩のリズムとは全然合わぬリズムで

実に表層的なうた 普遍的なリズムが

今の俺の歩みのリズムをかなり乱す

しかし分からないのは、俺の他

俺の千十三角形ものこころは、あなたによって正円に掃かれる

余った角が、硝子細工。

そんな俺は古本屋などに立ち寄る

ここで文頭の詩人の存在を確認。

後は新たな文字の使用、やや同性嫌悪 等

しかし要は女を抱きたい

人間の本質を見たい

他より早く真理に辿りつきたい

人が堕ちる様をみたい 等

詰まり私等猿、ごつい暇なのである

その様な事で頭満ちて 充血して

ふらふらして徒歩したらあのリズム

星のリズム。

「おまえが打ち崩すリズムに、俺打たれる

 しかしおまえが打ち崩すリズムは何も、

 おまえが打ち崩す必要はない

 例えば他が打ち崩せるリズム

 打ち崩せるリズムを打ち崩せるリズム。

 その様なりずむにずむ、ふふふ、阿呆なおれ」

十円で百の本を購買す

其れで自宅を埋め、彼の古本屋え

其こで俺のなか詩人の存在を確認頭充血ふらふらして。



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