ある会場で、たまたま隣に座った人と、
挨拶ついでにふたことみこと交わしたら、
いきなり気が合って
メールをやりとりするようになった。
人智学を勉強していると、
往々にして出会うのだけれど、
今の枠組みの中でどう生きるか、じゃなくて、
枠組みが問題なら枠組みを変えたらいいと思う人たち。
そんな人と話していたら、
自分も意識が高くなってきて
「自分で考えてるつもりで自分メガネを外せない。
フラットに考えるのはホントに難しい」
みたいな話をした。
初対面の人となんてややこしい話を!
日常でいきなりこんな事言ったら、
困られること請け合いだね(^_^)。
そしたら、彼女が
「自分メガネでいいですねー。私なんか、
他人のメガネをかけながら、
さも自分のメガネのように思い込んでるもの」と、
嫌味ではなく、気づきをうながすかのように。
すっごーーーーい。
ホントにそうだ。
そんなことが見えている事自体、
ホントに、尊敬する〜〜!。
こないだからの
「経済の問題を解く鍵は愛」というフレーズは、
自分で考えてる気になってるけど、
違うのかも。
当てはまることばっかり探して、
当てはまらないことに目を向ける余裕がないから、
自分の言葉になってないんだ。
だから、伝わらなかったんだね。
正しそうなキラーフレーズが見つかると、
ついついその時点で、
自分で考えるのをサボってしまう。
悪いクセ。
考えるってのは、
その言葉に当てはまる例を
探し集めることじゃないもの。
自分の立場に引きずられず、
反対の意見もフラットに検討してみて初めて
考えたと言えるもの。
難しいなあ。
賛成とか反対とか、
簡単に判断しすぎたら、
自分メガネにすら
ならないんだろうな。
必死で相手に伝えることや、
当てはまる例を探す前に、
その言葉を自分の真ん中とつなげること。
そうやって、自分の血肉を込めた言葉を
1つづつ増やして行きたいなぁ〜。
ちゃんと自分で考える人が増えたら、
(エゴじゃなくて、ね)
どこかのエラい人が何を言ったって、
それぞれが考えて動くようになっていく。
私たちがそんな自立した構成員なら、
多数決のこの政治システムも
アリかもしれないなあ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます