「大人ってどんな人?」を考えた、
第3回哲楽cafe ピーチクパーク。
それぞれ問いを持って集まったのですが、
印象に残っているのは、
「大人って、ガマンする人なの?」
っていう問いかけでした。
大人が楽しそうに生きてなかったら、
子どもが「大人になりたくない」って言うのも当然。
月曜日の朝に憂鬱な顔で仕事に行く大人を見てたら、
「大人になりたくないな~」って思うのも無理ないよね。
だからこそ、
去年の神戸シュタイナーハウスでは
「中学生のハローワーク」で生き生き働く大人に
いっぱい出会ってもらったんだけど。
「大人ってガマンなの?」
という問いについて、考える中で、
老子の「無為自然」を出してくださった方がいました。
ほぉ。
自分のありのままでいて調和してるのが大人だ、と。
老子と対極にいるような、孔子の
「心の欲する所に従えども矩を踰えず 」、
つまり、やりたい放題してもヤバいことにならない、
なんてのも思い出してみたり。
自分自身であること自体を育てて、
無理やり外に合わせなくてもOKになったら、
それって大人なんじゃない?
だから、ガマンとかそういう「状態」じゃなくて、
「存在」なんだよ、みたいな話に。
今日、ちょっと話をしていた人が
「誰かが楽しくないと思いながら働いているのは、
一部、私の責任でもあって…」と言ってて、
私もおおいに同意したのでした。
人に文句言うくらいなら、
オマエがなんとかしろよ、って、
自分に向かって思っちゃう。
あ~、ホントに力不足だな~って。
でも、自分を責めてるわけじゃなくて、
力不足の自分も許せてる。
「まだまだ、これから生かし方を考えなきゃ」
って、50を越えてもまだ思っている。
そんな、すっとこどっこいな、
周りも自分も見えていないアタシは、
大人でしょうか?
それとも、子どもでしょうか?
どっちって言われるのが嬉しいかな?
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