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シュタイナーのの勉強をしていると
「おおっ、そういうことか~!」
って感動すること、ありますよね。
もちろんシュタイナーに限りませんが。
そんな時「聞いて聞いて~、
シュタイナーがこう言ってるけど、
ホントにそうだよね~!!」なんて、
人にも言いたくなります。
でも、シュタイナーの話は、
世界観が広すぎるのと言葉が独特なのもあって、
なかなか伝えにくいものです。
自分が感動した事を、
めいっぱいかみ砕いて伝えたつもりなのに
「??」という顔をされて空振りする、
というトホホ経験をした方も多いのではないでしょうか。
「こんなスゴい話、なんで伝わらないんだろう??」と、
自由とか人間とかの本質的な話は
シュタイナー用語の通じる人としかしない、
なんて傾向にもなってきました。私は。
「とうやったら伝わるんだろう。
閉じたくないのにな~」と思いつつ。
ホントウの事は、本来、
誰にでも心当たりがあるから伝わるはずだもの。
で、学び始めて14年の今。
空振り三振の数だけ大人になり(?)、
伝え方が変わってきました。
本の言葉をそのまま伝えるのではなくて、
それと重なる自分の体験を話したり、
もっと言えば、何も話さなくても
身についていることなら態度で示しているだろう、
と思ったり。
普段の会話をしている時、
あの難しい言い回しで伝えるなんて、
そりゃ無理ってもんです!
たとえば「フォルメンっていうのがあって、
それって自我を整えるんだって~」
という言い方ではなくて
「1か月ほど毎朝フォルメン描いてたら、
自分の役割みたいなのが、不思議と整理できてきたわー」
というような言い方。
「シュタイナー学校って
手仕事を大事にするんだって」というよりは、自
分が日常的に美しいものを作ることを楽しむ、とか。
「理解してから話そう」と思ったら、
いつまで経っても何も話せませんが、
本の中で抽象的な言葉で書かれていることを
自分の体験と重ねられたら、
その体験は誰にでも話せます。私にも。
本や講座で何を学んだにしろ、
カラダでわかっていることしか伝わらない、
と思っておいた方がいいのかもしれません。
お酒のウンチクを傾けてお酒を楽しもうとする人と、
お酒をおいしそうに飲む人と、
どっちがお酒の楽しさが伝わるか。
考えなくてもわかるのに、
自分のことになると、見失いがちです。
本日のフォルメン 40/100
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たら~んと。垂れ下がり、さらに下へ。
縦バージョン、横バージョン両方動いてみた。
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