2日目の朝。
夜は22時消灯なので普段の生活と変わらず。
消灯されてフト考えるのは
冷蔵庫の中に買ったばかりの牛乳と冷凍しようと思っていた豚肉の存在。
最短10日と言われている隔離生活中で腐らないだろうか。
隔離なので看護師さん達は完全防備で肌が露出している部分はない、医師とは完全リモート問診、窓にも目隠しがされていて景色も見えない。それらはなんとか大丈夫だが個室ではなくパーティションの向こうに他人がいるという事だ。
もちろんこの状況なので顔も見えないし喋らないし自分より若めの男性とわかるくらい。とても気を使う。
しかも同じフロアの感染者との接触を避けるためトイレに行く際にはナースコールで許可をもらい部屋に戻ると再び報告しなければならない。実はこれが面倒…トイレくらい自由に行きたい。って不満言ってもしょうがないか。
基本的な1日のスケジュールは6.11.15.20時の4回、自分で体温と酸素飽和度を測定して、体調の変化の有無やトイレの回数とともに記入。それと数回の医師とのリモート問診。これだけ。あとは自由。
起床時間は特に定められてないが
まぁだいたいいつもと同じ4時前には目覚める。
TVもあるけどまだ電源は入れてない。
何故なら普段自宅に地上波を繋げてないからその反動でずっと身続けそうだから。
7:30
看護師さんによる血圧測定。
毎度数値が高くて驚かれる。
初めてのシャワータイム。2日に1回という決まりらしい。
ラジオを聴きながらiPhoneで漫画読んだりゲームしたり、書き殴ったままの譜面を清書したりの午前中。
昼ごはん。
さっき朝飯食べたばっかりのような気もするが。
こちらの病院は全てベジタリアン食ということで普段暴飲暴食、味の濃いものばかりを好む俺からしたらかなり味気がないが不満も言ってられないし、何よりアルコールも抜けて健康にはいいはず、と言い聞かせありがたくいただく。
しかし上島竜兵さんの死はショックだ。
本人にしかわからない苦悩があったんだろうし、とにかく今はただただ驚きだ。
引き続き「正直不動産」を読むが専門用語が多く疲れてきたので「ザ•ファブル」を読み始める。これは面白い。
18:00
早くも夕食。
早い、1日が早すぎる。
食べて寝ただけの2日目が終わる。