ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

ガザの下水サンプルから伝播型ワクチン由来ポリオウイルス2型を検出 国際的に広がる可能性も

◆◆7/24記事◆◆

 

◆7月24日 ハーンユニスに再々度退避命令 イスラエル軍が作戦を進める(AP通信)
 軍は22日、ハーンユニスで「人道地帯」と指定した密集地域からの退去を命じた。軍は、ハマスがロケット発射に人道地帯を利用していると軍事作戦を進めた。この地区の大部分は、難民のテント村で衛生設備も医療施設もなく、援助へのアクセスも限られている。

◆7月24日 イスラエル軍、ハンユニス東部深奥へ進軍 停戦合意の期待高まる中(ロイター)
 軍は23日、ハンユニス東部に複数の戦車で侵入し、22日に開始の攻撃で同地区では80人のパレスチナ人が死亡した。同地区の数万人のパレスチナ人住民には、攻撃開始前に軍による避難命令が発令されたという。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、「ガザに安全に行ける場所はない」と述べた。ネタニヤフ首相は23日、人質解放に向けた合意に近づいている可能性があるとの認識を示している。

◆7月24日 ガザ水質悪化でポリオ流行「高いリスク」、域外拡散の恐れ=WHO(ロイター)
 世界保健機関(WHO)は23日、WHO健康緊急事態チームが、ガザの下水サンプルから伝播型ワクチン由来ポリオウイルス2型を検出し、ガザでこのポリオウイルスが拡散するリスクが高く、水の衛生状況が非常に劣悪なためで、国際的に広がる可能性もあると述べた。25日にWHOと国連児童基金(ユニセフ)の職員がガザを訪れ、糞便サンプルを採取し、保健当局が「大規模なワクチン接種の必要性のほか、使用ワクチンの種類や接種が必要な年齢層など」を勧告できると述べた。

◆7月24日 ハマスなどパレスチナ各派、統一政府樹立で合意 中国の仲介で 実現は不透明(ロイター)
 エジプト国営紙アルアハラムの編集長アシュラフ・アブエルホール氏は、この様な宣言が実現したことはなく、米国の承認なしには何も起こらない。ハマスとの統一政府樹立は米国、イスラエル、英国によって拒否されている。これらの国々は、戦争終結後にいかなる役割からもハマスを排除することで意見が一致している、「中国で起こったことは単なる会合に過ぎず、パレスチナ各組織間の問題をわずか3日間で解決することは不可能だ」と述べた。


◆ひかるの呟き◆
停戦合意は近い、人質解放と飛び交う言葉の一方で、人道避難地域を砲撃、ハマスがいるといいながら殺されるのは住民だ。伝播型ワクチン由来ポリオウイルス2型の検出はイスラエル軍の砲撃なしにパレスチナ人を殺す。一刻も早い停戦を。

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