・・・・・。
真っ暗・・・。でもなんだかとても平穏な気分・・・。
ん・・・?誰かが遠くから私を呼んでるな・・・
するとパッと視界が開け、朝、自分で歩いて入ってきた手術室の天井と私を囲んでる看護師さんたちの姿。
と同時に
ぎゃー!!!
何コレ!?
痛い~!(息が)苦しい~!(なんか寒くて)つらい~!
泰平の眠りから目覚め、イキナリの三重苦に襲われたおおくぼ。
「手術終わりましたよ~。気分はどうですか~?」看護師さんの言葉に
「痛い!苦しい!寒い~!」おおくぼ即答←根性ナシ
「痛くても頑張って息してね~。お部屋に戻ったら暖めますからね~。」←結局何も解決していない
などと言われながら移動中、見えた物は
手術室の時計。(予定時間を1時間以上オーバーしてた。めちゃくちゃ不安に)
手術に付き添ってくれた父と知人(年配女性二人)の何故か?にこやかな顔・・・なんでやねん←その理由は後ほど判明
廊下の蛍光灯。マ、マブシイ・・・
病室に運ばれながら、私の子宮はどうなったんだろう・・・?と不安でいっぱいでしたが、怖くて聞けません
病室では
いろんな管と機械につながれ、脚にはフットマッサージャー(エアーで膨らむやつ。シューシューと結構な騒音。)のようなものを装着。
痛み(切開部だけではなく、胸の下からお腹全体が)とタンの詰まりでなかなか呼吸が上手に出来ず、指先の酸素測定器は鳴りっぱなし。
おおくぼ本人もタイヘンでしたが、同室の妊婦さんや患者さんたちもうるさくてタイヘンだったことでしょう。
食事(スープ)も出されましたが、痛くて起きれないし、そもそも食欲もゼロ。水分補給で精一杯です。
このまま死んだように眠っていたいと思いましたが、看護師さんの厳命により、歯磨きに起こされ、ベッド上で歯磨き。
(闘病中はとにかく口の中を清潔にしておくことが大事なのだそうです)
夕方。
少し暗くなった病室でうつらうつらしていたおおくぼ。←痛みからの現実逃避
ふと気付くと
ベッドの足元の柵から身を乗り出すようにして、あの先生がこちらを見ていました。
隣にいる若い女医さんと看護師さんに指示を出している様子。
起きてお礼を言わないと・・・と思ったのですが、うつろなまま動けませんでした。
(ところで先生、私の子宮は・・・?←しつこい)
結局その日は一晩中
痛み(ホントに痛み止めうってくれてんの!?ってくらい効かない)と熱にうなされ、涙がとまらず、ナースコール押しっぱなし・・・スミマセン・・・
おおくぼはその年まで入院も手術も経験がなくて知らなかった(甘くみていた)のですが、
手術後の痛みはどうにかしてとってくれるものと思っていましたが、薬の規定量内で効かなければほとんど我慢しかなく。
その後退院まで8日間、痛みの我慢大会が続きます・・・