愛がないなら、育ててみよう!~晩婚さんの日々~

恋愛しないで結婚した晩婚さん夫婦、愛を育てることができるかな?
毎日が挑戦の日々・・・

~晩婚さん、養育里親の洗礼・3~

2023-04-05 11:26:44 | 日記

こんにちは、おおくぼです。

 

 

さて前回の続きです・・・。

その後一切しゃべらない子供を乗せて、おおくぼ家へ到着。

 

・・・が、やはり車を降りません・・・。

仕方がないので車のドアを全開(暑いから)にし、子供の様子を見ながら庭の手入れをしたり、座席の隣に座って少し話しかけたり・・・

 

そんなことをしているうちにおやつの時間になり、

「こうやっててもお互いタイヘンだから、まず1回おうちに入っておやつとお茶にしよう。」と停戦を交渉

リラックマのぬいぐるみ(車内に常に置いてある)を使って子供に近寄ったところ・・・

 

「来るな!!!あっちに行け!!!」

庭に敷いている砂利石をおおくぼに投げつけ、子供、逃走←実際にあっち行ったのは子供

石が思い切り顔に当たり、車内は石だらけに

こんな暴言・・・まして人に石を投げられるなんて、経験が無いことでしたが、ショックを受けている場合ではありません。

子供が走って行ったので、見失ったらダメだと思い、ケータイ(とナゼかリラックマのぬいぐるみ←自分でも焦ってたんだと思う・・・)をもって追いかけました。

 

追いかけながら施設に電話。

今の状況と居る場所を連絡し、すぐに来てもらうことに。←とは言っても30分かかる距離

その間も子供は

通りがかりの家の塀や門を蹴り、生け垣や花壇の草花を抜いては捨てながら

住宅街の道を来たとおりに戻り続け(何度も来たからそれなりに覚えてたみたい)

疲れたのか公園の石段に座り、追いついたおおくぼにまたしても暴言。←だいぶ慣れた

 

「そんなに私がイヤだった・・・?言ってくれればよかったのに・・・」

隣に座ったおおくぼに

「そうじゃない!!なんにも知らないくせに!なんにも知らないくせに~!!!」

と今度は大泣きの子供。

足元の草を引っこ抜き、おおくぼに投げつけて、ワンワン泣きながら歩き始めました・・・←こっちも泣きたい

 

通行人が驚いて見ていましたが、人から見れば

 

道すがらの草花をちぎっては投げながら泣いて歩く子供。

そしてその後をナゼかリラックマのぬいぐるみを抱えて付いて歩く中年女・・・。←マヌケ

 

住宅街を抜け、大きな通りに出る辺りで

「これ以上行くと、施設の人に見つけてもらえなくなるから、ストップ~!!」とおおくぼが声をかけると、

子供がストップ。(多分ここから先の道が分からなかったのだと思う)

 

その辺りで施設の人が到着し、子供を保護してもらい、おおくぼは帰宅。

 

帰宅すると

お向かいの家の人が心配そうにおおくぼ家の前で待っていました。

お向かいさんはこの一部始終を目撃、家も車も開けたまま子供を追って走って行った私を見て、留守番をしてくれていたそうです。

 

その後おおくぼは

本当に・・・

知らない道を泣いて歩かせるなんて・・・酷いことをしてしまった・・・

と申し訳ない気持ちでいっぱいで、その後しばらく立ち直れませんでした・・・←当然、委託は解除

(その後、話を聞いた夫は近所迷惑だと激怒。)

 

後日談

三日後くらいに夫の背中にカブトムシのように張り付き、シクシク泣き始めたおおくぼ。

夫はジッとテレビを見ながら

「なんや、あの子供のことで落ち込んでるんか。あんた、石なんか人に投げられたことないからなぁ・・・」

・・・ちなみに夫も人から石投げられたことないそうです・・・

 

 

 

 

コメント (5)
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