アル貧乏人のこどもが、もうすぐ誕生日です。
お母さんは、お金がないのでどうしょうかとかんがえていました。
「ちーちゃんの誕生日どうしようかしら」
つぎはぎの服のお母さんは、本当に悩みました。
食べるのさえ困る状態です。
お父さんは働かない人で苦労続きの生活でした。
お母さんは、かんがえました。
「ちーちゃん、生まれてきてくれたのにごめんね」
4畳半一間の小さなアパートがお母さんと娘のすまいでした。
おふろもなく、本当に風が吹き抜ける部屋でした。
パンを買うお金もないし、どうしようかとお母さんは、迷っていました。
そうだ。「こんなときにためておいた秘密のへそくりで、あれを買おう?!」
おかあさんは、一輪の小さなフリージィアの黄色のお花と、キャラメルをちゃぶ台におきました。
「ちーちゃん、お誕生日おめでとう?!」
ちーちゃんは、それはうれしかったことです。
お花は、かわいくて甘い香りがしました。
それから、貧乏人のちーちゃんは、お花がだいすきになりました。
もちろん、キャラメルもだいすきなのです。
なによりも、やさしいこころのおかあさんが、だいすきなのです。
ちーちゃんは、いまではすこしだけ、ちいさなはこで、お花をつくってます。
まいとし、春には、玄関いっぱいに美しい草花をさかしています。
そうして、お母さんの好きなかわいい花をせっせと、そだてています。
びんぼうでよかったのです。
美しい花と、おかあさんの優しい心に、出会えたしそののちに、お花がだいすきになりました。
ちーちゃんは、花やで、黄色のフリィジアの花をみるたびに、
お母さんの優しい笑顔が、いつもでてくるのでした。
亡き母にささげます(おわり)
お母さんは、お金がないのでどうしょうかとかんがえていました。
「ちーちゃんの誕生日どうしようかしら」
つぎはぎの服のお母さんは、本当に悩みました。
食べるのさえ困る状態です。
お父さんは働かない人で苦労続きの生活でした。
お母さんは、かんがえました。
「ちーちゃん、生まれてきてくれたのにごめんね」
4畳半一間の小さなアパートがお母さんと娘のすまいでした。
おふろもなく、本当に風が吹き抜ける部屋でした。
パンを買うお金もないし、どうしようかとお母さんは、迷っていました。
そうだ。「こんなときにためておいた秘密のへそくりで、あれを買おう?!」
おかあさんは、一輪の小さなフリージィアの黄色のお花と、キャラメルをちゃぶ台におきました。
「ちーちゃん、お誕生日おめでとう?!」
ちーちゃんは、それはうれしかったことです。
お花は、かわいくて甘い香りがしました。
それから、貧乏人のちーちゃんは、お花がだいすきになりました。
もちろん、キャラメルもだいすきなのです。
なによりも、やさしいこころのおかあさんが、だいすきなのです。
ちーちゃんは、いまではすこしだけ、ちいさなはこで、お花をつくってます。
まいとし、春には、玄関いっぱいに美しい草花をさかしています。
そうして、お母さんの好きなかわいい花をせっせと、そだてています。
びんぼうでよかったのです。
美しい花と、おかあさんの優しい心に、出会えたしそののちに、お花がだいすきになりました。
ちーちゃんは、花やで、黄色のフリィジアの花をみるたびに、
お母さんの優しい笑顔が、いつもでてくるのでした。
亡き母にささげます(おわり)