女として大阪で暮らす。(朝鮮婆ではないよ)

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そして動物を愛する人です。
植物も大好きです。
ニコ生すき、日本の糞ばばですよ。

しのぶの100のお話(4)空の話。

2011-01-28 | 日記
私は、いつも悲しいときにそらをみあげます。
いつも見る空は、星が出る前の暗闇になる前の空がすきなんです。

ブルーブラックのインクをちりばめて、しきつめたようなそらがすきです。
まるで、夢の世界のように、冬の空気がながれるそらがすきなんです。

中学のときです。
音楽室で、友達とそらをみていました。

「へんなひかりが、ほらみてみて?!」
わたしは、ぼっとひかりのほうをみていました。

きれいなまぶしい光は、まるでぼうしのように、かがやいていました。
その光は、中学生の私にとっては、初めてのもので、やはり不思議なものでした。

ちいさな図書館で、見つけた本にはこうかいてありました。
「宇宙外生物の乗る円盤型宇宙船」と。

しかしです。うちゅうせんにはみえなかったのです。
つばひろのぼうしが、たまたまそらにとんでゆき、光にてらされて、それが円盤なら、
すごいことなんですが。

わたしには、そのときの空が中学生のじぶんにとって、すんだこころでいたから、
かみさまが見せてくれた素敵な、夢のぼうしだったのではないかと。

いまでも、ブルーブラックのそらをみるたびに、ためいきがでます。
私は、中学生のときよりも、ずっと心がきたなくよごれてしまったのです。

神さまは、もう二度とわたしに、あのすごい帽子はみせてはくれなくなりました。
けがれて、いけないこころになったじぶんには、あのすごい帽子は、みえないのです。

友達も同じではないかと、最近つくづくおもうのです。

おわり。

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