この街でイベントがあってそこのある店初めてこのパンケーキを食べてみた。
そもそもパンケーキという物をちゃんと食べたことがなかった。確か、昔どこかのファミリーレストランで薄くて丸いのを何段か重ねたパンケーキというメニューがあってそれは食べた記憶があるが、それが正しいパンケーキなのかは確信がない。
でも、フライパンで焼くケーキだから所謂ホットケーキと同じ物じゃなか?とは思う。しかしながらホットケーキは粉をベーキングパウダーで膨らませる簡単なものでありながらプレミックスされたホットケーキミックスという製品で作る別物に進化しているのでもしかするとちょっと違う気もする。(細かいこと言うな!って?)
まあ、それは良いにして、このパンケーキだが、結論から言うと「美味い」。ミルクの代わりに豆乳が使われているのがわかったが豆乳臭さはほぼ無くて味に癖が無い。甘みや無理矢理付けた香りのような推しが強い感じではない。粉が美味い感じ。ふんわりとしていて歯応えも良い。
おっと、そこも本題じゃなかった。
実はこのパンケーキ、こうしてパンケーキの形に調理して食べさせるのは実際のところサンプルの位置付けだ。粉屋が本業だという。粉屋と言っても小麦粉屋ではなくてパンケーキミックス「のみ」を売っている粉屋だ。
とても商売の間口が狭い。カステラ、どら焼きのようなのは全くやらずにパンケーキのみという狭さ。夫婦でやっている商売とはいえ、子供もいるし・・・それでやっていけるというのは凄い。彼らの人生のどこかの時点でこれ一本でやって行こうという決断があったはずだが、果たしてそういうことがどのようにすればできるのか、想像もつかない。
もし自分がパンケーキ粉屋をやるぞと今言ったとして、キャサリンさんは何と言うだろう?・・・と、考えるだけ無駄だ。預金から1万円引き出してそれ用の何かに投資することさえ難しいに決まっている。
今度、機会があれば粉屋さんに始めたいきさつなどをぜひ聞いてみたい。これを読んでいる中にも自分でご商売を始めた方がいるかもしれない。ぜひそのあたり教えていただきたい。
追加
タイトル写真はうちの猫じゃなくて似た猫