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もんく [とある南端港街の住人になった人]

税金返せ

仕事を昼前に抜け出して税務署に連れて行ってもらった。
去年支払った税金を還付してもらうために。


去年中の所得税率は27%。

相当に高い。
なぜなら非居住者の外国人なので最高税率が適用されていたのだ。

居住日数が182日をとっくに過ぎていたのでステイタス変更をすれば良かったのだけれど、連れて行ってもらう都合上仕事の具合とも相談しなければならず4ヶ月も過ぎてしまっていた。しかし、今日、やっと税務署に行けたのに、残念なことに手続はできなかった。

窓口の係の人の説明では今年分の申告をしてから、つまり1年間まるまる居住が確認されてから再度還付申請せよとのこと。と、いうわけで、今日はそれで終わり。



税務署はシャーアラムの大きな大きなモスクが間近に見える、これも大きなビルの中にあった。大きなロビーを持つホテルとたくさんの事務所の入っている部分が複合されたビルだった。ビルが大きくて地下の駐車場も広い割には駐車場から地上階へ出るエレベータが小さくて少ないのがアンバランスな感じだ。どうもマレーシアの場合は仕方なく造られる部分、たとえばトイレや非常階段のような部分、はとことんまで冷遇され、華やかな部分はとことん華やかに造るようだ。日本のビルが階段下の三角形の物入れの中以外どこもツルツルであるのとはずいぶんと違う。


税務署はそんなビルの9F(日本で言う10階)に入っていて、エレベータを下りるとすぐに写真のような入り口が見える。その事務所はうなぎの寝床を割いて開いたように横長で、その長辺が全て窓口になっている。ここも銀行と全く同じで番号の書かれたレシートのような紙を自動機で発行しておいてマシンボイスに呼ばれるのを待つ。

既にターバンを巻いたインド人の夫婦と中国系らしい夫婦などが窓口で何か話をしていた。幸いにも平日昼間だったせかか、お客はそれほど多くはないので長く待つこともなく順番が来た。



窓口で去年の申告書を見ていたら、何と今の仕事を始めたのがちょうど去年の今日だった。(ただ、その時は全然気付かず、キャサリンさんに言われて初めて、そうだな、と思った。)
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