それほどキレイな島でもないが、何となく行ってみることにした。
朝、キャサリンさんがタクシー運転手のV氏のために"白い恋人"を買ってきたので渡そうとSMSを送った。それで結局V氏に駅まで乗せてもらうことになった。今日は無料だ。日曜日なので彼はこれから教会へ行くと言う。インド系でもクリスチャンなのだ。
電車を終点ポートクラン駅で下りると、前回の渡し舟のおばさんが今回はインドネシア行きのフェリー乗り場の前で待っていた。やはり大きなメガホンを持ち電車を下りるお客さんを待ち構えている。何もしらなければきっとそこが渡し舟乗り場だと思っておばさんに誘導されてしまうだろうが、こちらは2回目なのでもう騙されない。
極力おばさんと目を合わせないように通り過ぎる。横目でちらりと見ると同じ駅から乗ってきた数家族の団体さんはおばさんに誘導されて吸い込まれて行ったようだった。しめしめ、あれに乗るとおばさんがぐるぐる回転しながら歌を歌い続けるしそれも低速船なので長い。経験としては良いかもしれないが1度で充分だ。
こちらは正規の乗り場から高速船だ。しかし今回は高速船がスピードに乗ったと思ったところで停まった。海の上だ。ドアが開いて入ってきたのは警察官だった。何事かわからないがIDカードを見せるように言うので船の乗客全員が(ほぼ全てがマレーシア人だと思うのでIDカードを携帯している)見せる。自分もビザがあるのでカードは作ってあった。無くてもパスポートがあれば良い。キャサリンさんはカード無しだがパスポートのコピーを持ち歩いているのでそれでOKだった。ほんの15分かそこらで終わったが、こう言うこともあるのかと初めて知った。密輸や密航の取り締まりでもしているのだろうか。マレーシアを歩く時にはIDが必要なのだなと再認識。
カニ島、いつものように特に何もなし。
観光客のためのちょっとしたレストラン街を過ぎると普通の食堂があるのでそこでごく普通の中華を食べる。ABC(カキ氷)も食べる。(日本語では氷は"飲む"が正解だったっけ。)空中に浮いている歩道を伝ってちょっと散歩する。日差しが強い。あとはただの漁村だ。
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