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もんく [とある南端港街の住人になった人]

滑らかさは単なる趣味

つまらない話です。覚悟良いですか?
さっきFB見ていたら巨大カメみたいな船上都市とかいうのが出てきた。海上で暮らすのはちょっと憧れるところはあるが、この程度の大きさの中に住むとなると海までのアクセスは、もしかすると今いるこの家に方が近いって事ないか?とちょっと思った。まあ、それはそれとして・・・今日の話題は違うところ。

これを提案したデザイナーさん、どんな人かと思って検索したところ、白鳥風の船なんかをけっこうやっている。カメでも白鳥でも、まあ楽しければそれで良いかなと考える。実は今日の話題、そこでもない。

では何かというと、「滑らかさ」だ。

人間の作る物で滑らかな物はけっこう多い。ここで言っているのは直線や平面でない、なだらかにカーブした線や面の造形の事。身近な物では自動車。自動車は例えばスポーツカー的な車ほどぬるりとした面や線が外装デザインや内装デザインで使われている。しかし、それは何故?

まあ、手取り早く言えば好きだから。どうも人間は単純ぽく見える、つまり一筆書きのような、もっと言うと、できるだけ「単一の原理でできている感じがする」形が好きらしい。脳での処理が楽だからじゃないかと想像するが、どうだろう?

でも、よく考えてみると、たいがいの車の前はエンジンルーム、その後ろは運転するところ、さらに後ろは運転しない人を乗せる場所でさらに後ろは荷物を入れる箱。少なくとも4つの違う機能を持つルームから成る。にも関わらず、1本の線、1つの面で繋げたい衝動は拭えない。

それとは別のやり方をしているのはこれ。自分はコッチの方が好きだ。←今はどうでも良い。


それで、戻るが、自動車は空気の中を走るから単一原理の線や面は当たり前だと反論されるのではないかと想像します。でも、それは明確に誤解です。空気の流れを考えてさえ、前、中、後で外パネルの役割は全く違うからです。極端な例ではフォーミュラーカーです。低速走行ならあまり関係ないですが、高速で空気と戦う車では顕著です。市販車でも駆動輪を路面に押し付けたり、何かを冷やすのに穴を開けたり、真っ直ぐ走る為に、パネルに貼り付いた空気を剥がす為に・・・といろいろあるそうです。なので、あの前から後ろに流れるようなラインや面は合理的な理由で決められたものでなく、単なる趣味です。

別にその趣味がいけないとは言いません。でも、それを趣味のものだと意識して捉えておかないといけないと考えます。いや、なにね、要は、こんなデザインすればなんとなくカッコいいだろうってのが嫌いなだけなんですが。
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