中でも多いのがトラブルの報告。当たり前と言えば当たり前。何も無ければ何も言ってこない者だって不都合があれば何か書く。書くべき事に制限を加えているわけではないのでおはようの挨拶もあるが、必要に迫られてと言うのがどうしても多くなる。
このトラブル報告には一定の傾向が見られる。それは、こんな問題が出たよ、で終わってしまうもの。
例えば、今日来た例では「ネットワークが不通」、「メールが受信できない」、「XXが動かない」、「ケーブルが行方不明」、「XXにキズがある」と言うような物理的不具合。そして「夜勤の作業員がXXXと言った」、「メンテの作業員がXXXと言っていた」と言うように他人の言葉を引用するもの。
一見、これらは事実を連絡して来ているかのように見えるが、「だからXXXができない」と言う意味が裏に隠れている。何となく仕方ないように感じさせるのだ。
さらにもう1つ、別の意味も含まれる。それは「自分のせいじゃないよ」と。だって自分はやろうとしてもあっちが、またはこれがXXXだからできないでしょ、と。
こうした連絡をするのは外国人作業員だけと言うわけではなくて、その上のマレーシア人管理人も同じ。さらにその上の中間管理職すら同じ。えっ!?と驚く人もいると思うが、実はTwitterなどで日本人だって無意識に似たような事をしている。
日本人の場合はもう少し凝っていて、「専門家はこう言っている」とか「多くの人はこう言う」「(日本以外の)世界ではこうだ」となっていてちょっとわかりにくい。
どうも人間と言うのはそうする性質があるらしい。「そうする..」とは、思考停止のポイントを探すと言う事。何となく納得できる理由が転がっているとそこで自分の脳みそを使うのを止めてしまう。止めても良さそうな、他人に納得してもらえそうなポイントを常に探している。
本人は自分で考えての結論と錯覚するかもしれないが、やっている事としては、他人が納得しそうな材料を探してそれを理由付けに使っているに過ぎない。人間の脳みそはエネルギーを多く使うとか。それが本当であれば、省エネルギーを脳自身は欲しているのかも知れない。
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