午前8時半、向かいのベッドの方が手術のための病室を出て行った。簡単に挨拶をしてお互い少し笑顔で別れた。
9時、キャサリンさんが来たのでまとめておいた荷物を休憩所に全て持って行った。少し待つと会計の方が来て計算書を渡してくれた。3割負担分で約63万円。
(念の為書いておくが、高額医療補助とか活用できる制度は知っているのでご心配なく。全額クレジットにしたのはポイントがつくから)
まずは支払い窓口へ降りて支払い完了。再度休憩室に戻ると退院後の説明を担当してくれた看護師さんから聞いた。簡単なものだった。それと病理検査の結果が出る日を聞いて、その日に外来の予約が入る。9月半ばだ。
10時少し過ぎ、荷物とともに街へ出る。駅は遠くない。地元にない珍しい物を売る店に寄ったが買う物なく、それより雨が心配になって電車乗った。電車とバスで約1時間の後に家に到着。ミニバラがよく咲いていたし、暑さで弱っていた花も復活していた。やはり水道水より雨水が植物には合うのだろう。
snsに退院報告するといつものメンバーがたくさんのお祝いメッセージを入れてくれた。活断層ハウスの街は大雨で倒木で道が塞がったところも出たそうだ。心配してもここからできることは無いが。
この子のところにワクチンが届かなかったというだけで治療困難な病気にかかってしまったそうだ。こうならないようにするのは非常に簡単だ。これまで通りワクチンを届けておけば済んだ。それをするにはあいつが悪いこいつが悪いという言い争いを止めれば良いだけだ。そんな争いとこの子を助けるのとではどちらが人間として正しい行動なのか?どの神様が正しかろうが、どの言い分が正しかろうが、そんなことと子供のために行動するのとどちらが優先で人間のすべきことなのか?
そんなことを短い英文にしてFacebookに書いておいた。Facebookは自動翻訳もあるしもしかしたらどこかで戦地に繋がっているかもしれない。