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もんく [とある南端港街の住人になった人]

日々反省

どこで何をやっていても、日々反省すべき点と言うのはあるものだな。

この位ならいいだろう、と思っても、結果そうじゃない事ってのは多い。この位ならいいだろうってレベルが自分が思っているのと自分の外の世界では全然ちがったりするのだから。そんなのもうマレーシアに6年半もいて、わかっているはずなのに、まだやってしまう。


仕事の話になってしまうんだけど、ある簡単な測定器をテクニシャン(日本じゃこう言う立場は無いけど、補助エンジニアみたいなもの)に与えて測定をさせた。させたって言ってもテクニシャンは自分の部下じゃないから担当マネージャからやらせたわけだけど。測定のやりかたは簡単。測定器の先端を測定したいところに押し当てて目盛を読むだけ。教えたやり方に従ってやれば誰でもできる、はずだった。

結果が出てからそのやり方の間違いに気付いた。

何個かとったデータの数字が正しいのか間違いなのか、誰も知ろうとしなかった。だから、紙に数字を書いただけで終わってしまった。後でそれを一目見れば有りえないとわかる結果だったのに。

マネージャ(マネージャって言うと、日本じゃ部長とか課長とかだよな...)もテクニシャンと同じだった。測定すべき対象の図面とか仕様書とかを見ていないで、ただ、「やれ」と命令しただけ。そして返ってきた答えをハイっとメールで転送しただけ。これはけっこう(日本人的には)恥ずかしい。お前、それチェックして良いと思ってみんなに転送してんだろうな!と突っ込みを入れるべきところだけど、ここはちょっと抑えて抑えて...


仕方ないので、同じ事を自分で何回かやり直してみた。結果が全然違う。こっちは何度やっても似たような傾向が出るけど、どうしてもテクニシャンの結果とは一致しない。やっぱりダメだったのだと結論。

やってみながらちょっと考えれば、ここはこうすれば、ああすればみたいなのはあるわけだけれども、どうもそう言う事にはならないらしい。やっぱり最初にマニュアル位はダウンロードでもして読ませて確認してからやらないといけないって事なのである。それに、マネージャクラスでもその程度の意識なんだと考えて小学生に与える塗り絵のような、つまりは考えなくてもほとんど絶対間違えない程度にしてやらないといけないのだ。



そんな事であれこれやっているうちに、もう1つの問題に突き当たる。マシンの問題を解決するために改造しなければならないのだったけど、スケジュールが出てこない。出てこない原因はだいたいわかっている。自分の考えでやって後で文句言われたくないのだ。

それがわかっているから簡単な事だけ依頼しているのだけど、それでもまだダメらしい。面倒臭いので、結局手取り足取りみたいに指示してやらないといけなくなった。言ってもらえるのを待っていたわけだ。言ったらホイホイ、業者さんに電話してなにから準備始めている。

とこんな事しているとどんどん他人の仕事の範囲に自分の仕事が喰い込んで行ってしまう。やればやるほど忙しくなる。適当にしないといけない、と思うんだけど。
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