見出し画像

もんく [とある南端港街の住人になった人]

報告…できないらしい

先週末に現場の管理をしている者にある機械の設置後の安全点検をさせた。安全点検と言っても、漏電しなければ良いだけなのでテスターを使って簡単にできるチェックを教えておいた。

結果は、一応やったって事らしかった。…大丈夫なのか?ってちょっと思わないでもないが、練習を兼ねての簡単な事をさせたのであまり心配ないのだけど。それより、どうもマレーシアでは他人にわかるように何かを説明するって事が全然訓練されていないのがよくわかる。彼の場合は確か高卒なのだけれど、大卒の人間でもあまり変わらないのを知っているから仕方ないな、と思う。

何となく感じるのは、マレーシアの教育は単に何かを覚えるだけなんじゃないかなと。どうも思考が独りよがりになってるように見える。応用が全然効かなくて、一つの問題にはたった一つの答えがあって、それがポンっと出るって事しか想定していないと言うような、何かそんな思考過程になってるように感じるね。だから想定外の事態には全く手も足も出ない。

だから、他人との関係で答えが変わるような事は全くダメ。つまりは初歩的な事で、他人の欲しい情報を想定してそれに対する報告をするってのは無理らしい。そんなのが、みんながみんなだから誰かの仕事と誰かの仕事がキチンと組み合わさって調和するってのがかなり難しいんじゃないかと思う。これって自分の仕事場が日系企業だからマレーシア的なやり方に馴染んで無いんじゃないかって、そう思われるかもしれないけど、以前にいたマレーシア企業の方が実はもっとひどかったので、マレーシアはどこでもそんなものなんじゃないだろうか。


仕事するつもりでマレーシアに来る時って、こんな基本レベルの事で何か考えたりしたりしなければならないなんて、想像もしないけど、でもこれが現実だったりするんだよね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「マレーシアでニャー」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事