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もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

ホットケーキにダマがあって正解ってどうやって探せたんだ?

先日、キャサリンさんが日本から帰って来て溜めておいたマレーシアの日本語フリーペーパーのあるページを見て言った。

あっ、このお店、スバンにあるあのお店だよね。このカステラみたいなケーキ売ってたあの通路のところにあった店。

ああ、覚えてる覚えてる。あまり美味しそうじゃなかったあの中華カステラの店。


別にたいした事ない普通にどこにでもありそうな物で、見た目はちょっと食べたくなるのだけど、ガッカリするのがわかっているのであえて食べない。食べずに何を言うと言われそうだが、それは台湾で何回も経験しているので食べないのである。

硬く締まっていて腹にたまるだけでダメなのだ。中華風のスポンジケーキは多くがみなそうでどうもダメだ。ガッカリするのが目に見えている。

そう言うのを中国人が好きなのかもしれないが日本人的には全く困った物としか言えない。



逆に日本人と言うのは不思議な人たちだ。

例えばホットケーキを焼くとする。これ、ボールの中で粉と液体を混ぜる。何となくよく混ぜると良さそうに思ってしまうがそれはダメ。ダマがまだ残る程度までで止めておく。そうするとホットケーキは上手く焼ける。よく膨らんで食感も美味い。

天ぷらなんかもビックリのやり方をする。よく混ぜない、混ぜる箸は太い箸、熱い油に入れるのに冷やしておく、みたいな。

おい、そんなの誰がどうやって発見したんだよ!、みたいな知恵がある。


粉混ぜるって言ったら普通、よく混ぜたいだろう。

なぜよく混ぜないなんて方法を思いつく?
ホットケーキのダマなんて、普通に考えたらダメだろ!


不思議である。こんなダメそうな事をやってみたりする人がいて、しかもそれをちゃんと食べてみて評価した人が過去にいたのだ。

何でも世の中合理的に、少なくとも合理的らしきやり方をしてしまいそうだけれど、非合理に見える方が実は合理的だったりする事がある。けれども、正解は近くにあるのに非合理そうに見えるってだけでなかなか探し出せないもの。


いつの時代かわからないけれど、そうして皆が考えるのとちょっと違うやり方をやってみる人がいたって事が驚きだし、素晴らしい。



でも、やってみて本当にダメだった人はもっとたくさんいるのだろうけれど...
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