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もんく [とある南端港街の住人になった人]

さらに続く訃報の続報 そしてさよなら

活断層の母はどうやら午前中に検死から帰って弟が用意した葬儀場(メモリアルホールというらしい) に搬送された。昨日の連絡では検死がいつ終わるのかがわからなかったので家で待っていたら、午後になって弟からメールで、30分後に葬儀場と打ち合わせがあると書いて送って来ていた。ただ、メールなのでリアルタイムで受信はしていなかった。そうしたら後から電話が来て16日に13時に葬儀が決まったと言ってきた。まあ、それは良い。

そうしたら電話口で何やら怒っている様子。意味がわからないので聞き返すと「やる気が無いんだろ」みたいな事を言う。さらに意味がわからなかったがそのまま切った。すぐに思い返して、検死は終わったのか、そして帰って来ているのなら母の遺体はどこにあるのかを聞いた。という事で遺体の場所が家でない事がわかったので見に行ってきた。

帰りに母が世話になっていたお向かいさんに挨拶し、隣に引越してきたばかりの若夫婦にもたまたま会えたので事情を説明し、家に灯りが点灯しないが心配しないで欲しいと言っておいた。

ところで、弟だが、彼はなぜかいつもあんなふうにイライラしている。なぜなのか?そんな事は別に詮索する事もないだろう。なぜなら前に死んだ父親が同じようだったから。あれほど嫌だった父親と、年齢が迫るにつれて同じようになっていくのかと思う。いつもイライラしていて、一つの家の中にいるのが苦痛だった。でもまあ、弟も人並みに生きてはいるようだし、これで両親ともにいなくなったわけだから、遠ざかる良い機会だろう。濁った水にわざわざ住み続ける魚でいる必要はないのだ。
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