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もんく [とある南端港街の住人になった人]

人も国もダメにするのはやっぱり慢心かもしれない

人って慢心しやすい生き物だと思う。いろいろな事が何と無くちょっと上手く行っている気がするとそれで良いように思いたいし、まして他人と比べてまだ自分が上と思ったりする場合なんかはずっとそれがそのままだと思いたい。

思いたいだけで別に本当に大丈夫ではなかったりする。絶対大丈夫さ、まだまだ大丈夫さ、と慢心でもあり怠惰でもあり。

でも、現代社会はそんな思いに都合よくは出来ていない。最近流行りのAIとかコンピュータ技術はなどは多くの部分がオープンになっている。つまり誰でも興味があればその事について知ったり学んだりできてしまう。そうするとどこの誰が有利とか不利ってのはあまり無いわけで、今世界中の国の人がよーいドン状態かもしれない。

 

慢心なんかしてたらもうその時点で予選敗退決定だろう。

これまで何とか工業生産で良いところにつけていた日本、多くの人が中国なんてとまだ思っているかもしれないけれど、どうもそうでも無い。気付いた時にはもう周回遅れとなる可能性大。

 

個人の問題でも同じ感じがしている。自分の仕事場の大卒レベルなんか、ある程度お金もらっているからか、他人から地位を脅かされないからか、全く勉強して向上する気配が無いのがけっこういる。(けっこうと言うかほとんど。)

日本人だってそうなる可能性がある。 マレーシアに来れば日本人と言うだけで最初から少し給料は高い。物価は日本ほどではないからちょっと贅沢もできる。別にセレブでもない、たまたま日本人だっただけだけれどもマレーシア人よりちょっとお金が余計にもらえて美味しいものが食べられる。それで自分が上だと思ったりする可能性はある。

自分で何か他人に出来ないすごい事が出来るからそうなったわけではなくて、上の世代が頑張ってくれた結果、そのおこぼれを頂いているだけなのだ。自分ではそれほど大した事ができるわけじゃない。日本に帰れば本当の本当にただの人。

謙虚にならないと。

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