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もんく [とある南端港街の住人になった人]

金無い人に奢られてタダメシ

マレーシアはよく他人に奢られる国のようだ。

ずーーっと前、まだマレーシアで生活するなんて想像すらしていなかった時、街で他人に奢られた。マレーシアに仕事探そうとやって来て電車の中で会った人にその日のホテル奢られた。他にも何回も奢られた経験がある。マレーシアはこう言うのが多い。

反対にインドネシアは奢らなきゃいけなくなる事が多かったように思う。一緒に飯でもとなって、絶対日本人のがお金持ってるなと言う事で自動的に払うような。何が違うんだろう。

ところで、今日の昼ご飯、奢られた。いつもと違う1つ先のインド食堂に入ったら工場のパキスタン人作業員が先に食べていた。席に座ってから気付く。彼が会計して帰りは車に乗せて帰ろうとちょっと待っているように言ったら、自分の分と一緒にこちらの分も支払っていた。

給料安いのに、いいのか? とも思うけれど、こう言う場合は素直にありがとうにしている。気持ちを受け取るって事で。

でも、良かった、フライドチキン2個取らないで1個にしといて。フライドチキン1個でも彼本人が頼んだより高いかも知れない。だいたい彼ら節約して野菜料理しか食べない事が多いのだ。ま、仕方ないにしておこう。



話変わるが、経験上、他人に好かれるのは自分が奢る時より奢られる時だったりする。他人を思って何かあげたりすると関係は意外に長持ちしない。貰った時の方が長持ちするようだ。

こちらが相手に好意を持って何かあげる。つまり、思いが先にあって、その後にあげると言う行為が実行されると言うのが一般的な考えだけれども、実際はそれは順序は逆らしい。たまたまでもあげると言う行為をすると、自分自身が相手に好意を持っていると思い込む、が正解だろう。

なので他人がくれるとか、奢ってくれる場合は非常に嫌な相手でなければ単に頂いて置くと良さそうに思う。


逆に貰うと言うのはくれた相手を嫌うきっかけになる。

もらうは嬉しい事ではあるが、それ即ち、負債なのだ。貰ったらタダでは貰えないと感じる。そのうちお返ししないと、感謝しないとと思う、自動的に。だから貰うは負債になる。意外だろうが、そんなもの。

なので貰う時には意識して “単に” 貰っちゃうぞ! と心してもらわないといけない。覚悟が要る。そうしないとくれた相手を自分は嫌いになってしまう可能性が高いのだ。


でもね、それにしてもあまり収入の無い人から貰い続けるのは気がひける。
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