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もんく [とある南端港街の住人になった人]

50年ぶりに読む本であの時何を感じたか思い出せる?

「旅の重さ」を入手。




この本は高校の時、友人に借りて読んだ。


ストーリーはほとんど覚えていない。ただ、旅に出た少女がある人に出会ってそのことを母親に手紙で書くというのだけ覚えている。

それでどう感じたかというと、自分の思い描いている、というより世間一般に高校を卒業したらああしてこうしてというやり方とは完全に違っているのに衝撃を受けた。それはとてもよく覚えている。・・・その時はそれで終わった。

それから一応受験勉強のようなことを、嫌々ながらもだけれど、して、大学に入って就職もした。1年で辞めたが。そのあたりから本書を読んだ高校時代に思っていたラインから少しずつ外れ始めたのだった。結局どれだけ外れることができたか???には全く自信がない。ふらふらして、再度就業し、異業種に転職し、海外に出ては戻り、また・・・と、多少は他人と違ったかもしれないが、あの主人公ほどではないのは確かだ。

なぜなら「自分はこれで幸せ」と自信を持って書けはしないのだから。


さて、何はともあれ、50年弱ぶりに再読してみることにしよう。あの時自分がこれをどう受け取ったかが思い出せるだろうか?どう感じたかが思い出せるだろうか?そして新しく何を感じとれるのだろうか?

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